1月21日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(Super500/クアラルンプール)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
5日目の結果はこちら
日本からは男子シングルスの西本拳太が決勝に進出。昨年の世界選手権を制した同年代のビクター・アクセルセン(デンマーク)と対戦した。
第1ゲームは、互いにポイントを奪い合い11オールとしたが、先に抜け出したのはアクセルセン。7連続得点で18-11にリードを広げると、そのまま西本を抑えて21-13で先制した。
第2ゲームも前半からアクセルセンが10-5と先行して試合を進めたが、西本も点差をつめて13オールに。ここからはシーソーゲームの展開となり、20オールのデュースとなったが、最後に2連取したのは西本。23-21で第2ゲームを取り返し、最終ゲームに持ち込んだ。
そのファイナルゲームは、序盤からアクセルセンが4連続得点などで11−6。ここから西本も徐々に点差を縮めて一度は16-15と逆転に成功したが、世界王者のアクセルセンも底力を見せる。再び4連続得点で抜け出すと、最後は21-18でアクセルセンがV達成。昨年末のスーパーシリーズファイナルに続く栄光を勝ち取った。
一方、敗れた西本は昨年10月のフランスOP以来の決勝を戦ったが、念願の優勝には一歩届かず。それでも、WTのSuper500(旧SS相当)の大会で準優勝の好結果を残した。
男子ダブルスは、一時ペアを解消していたリオ五輪銀メダリストのゴーVS/タンWK(マレーシア)が、ペア復活2戦目で決勝に進出。インドネシアの新鋭・アルディアント/アルフィアンから第1ゲームを奪ったものの、第2、3ゲームを失い逆転負け。インドネシアペアはSuper500で初制覇を遂げた。
女子ダブルスはデンマークのベテランペア・リターユール/ペデルセンが、昨年6月のシンガポールOP以来の優勝。混合ダブルスは香港の鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・インスェット)が、デンマークOP以来に続くツアー2勝目を手にしている。
決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−13、21−23、21−18〕1●西本拳太72分
【女子シングルス】
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−16、14−21、24−22〕1●戴資穎(台湾)65分
【男子ダブルス】
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔14−21、24−22、21−13〕1●ゴーVS/タンWK(マレーシア)58分
【女子ダブルス】
リターユール/ペデルセン(デンマーク)②〔22−20、21−18〕0●陳清晨/賈一凡(中国)44分
【混合ダブルス】
鄧俊文/謝影雪(香港)②〔19−21、22−20、21−18〕1●鄭思維/黄雅瓊(中国)52分
5日目の結果はこちら
◆2018年の大会日程はこちら
BWF:BWF主催大会
SUPER1000…SSプレミア相当
SUPER750…SSプレミア相当
SUPER500…SS相当
SUPER300…GPG相当
SUPER100…GP相当
IC…インターナショナルチャレンジ
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO