『第5回全国専門学校選手権大会』が12月19日、東京都・葛飾区総合スポーツセンターで開幕した。専門学校生の日本一をめざし、毎年、熱戦が繰り広げられるこの大会は、団体戦が文部科学大臣杯として、個人戦は『Mizuno Cup』として開催される。大会初日は、男女団体戦と個人戦の混合ダブルスが行なわれた。
【男子団体】
団体戦の男子は、大会4連覇のかかる日本ウェルネススポーツ専門学校が、準決勝で日本工学院八王子専門学校に競り勝ち決勝に進出。4年ぶり2度目の優勝をめざす立志舎と対戦した。2面展開の決勝戦は、ウェルネスの第1ダブルス・鳥居裕太/大滝真春とシングルスの中村洋貴がともに競りながらもストレート勝ちを収め、4年連続の頂点を決めた。
▼男子団体上位入賞校
優勝:日本ウェルネススポーツ専門学校
準優勝:立志舎
3位:日本工学院八王子専門学校
3位:東放学園専門学校
【女子団体】
女子の団体戦は、5連覇をめざした日本ウェルネススポーツ専門学校が準決勝で敗れる波乱。そのウェルネスを破った京都医健専門学校は、大阪社会体育専門学校との対戦となった決勝戦でも、第1ダブルスの小形美羽/松田冬由、シングルスの尾方萌々花が相手を圧倒し見事に初優勝を飾った。
▼女子団体上位入賞校
優勝:京都医健専門学校
準優勝:大阪社会体育専門学校
3位:日本ウェルネススポーツ専門学校
3位:日本工学院専門学校
【混合ダブルス】
団体戦終了後に行なわれた混合ダブルスは、昨年の覇者・岡田尚子が中村洋貴(ともに日本ウェルネススポーツ専門学校)とペアを組んで2年連続の決勝進出を果たす。そして、鈴木敬太/吉田眞由(北海道スポーツ専門学校)との決勝では、19オールで並ぶなど接戦となった第1ゲームを制すると、第2ゲームは中盤以降で逆転に成功。16本として中村/岡田が栄冠を獲得した。
▼混合ダブルス上位入賞者
優勝:中村洋貴/岡田尚子
(日本ウェルネススポーツ専門学校)
準優勝:鈴木敬太/吉田眞由
(北海道スポーツ専門学校)
3位:後藤孝洋/武田望
(立志舎)
3位:藤林輝/鈴木結華
(日本工学院専門学校)
大会2日目となる20日は男女の個人戦シングルスが予定されている。
取材・文/吉井信行
写真/黒崎雅久