12月13日に開幕した今年最後のビッグイベント・スーパーシリーズファイナル(UAE・ドバイ)初日は、各種目の予選リーグが行なわれた。ここでは男女ダブルス、混合ダブルスの結果を紹介しよう。
【男子ダブルス】
日本からは園田啓悟/嘉村健士(上写真・左)、保木卓朗/小林優吾が出場。グループAの園田/嘉村は中国の長身若手ペアの李俊慧/劉雨辰(中国)と対戦。第1ゲーム17本で奪った日本ペアは、第2ゲームも1点を争うシーソーゲームを制して白星奪取。決勝トーナメントに向けて大きな勝ち星をつかんだ。
同じくA組でSSランク1位のギデオン/スカムルジョ(インドネシア)は、デンマークのピーターセン/コールディングを29分で退けて、快勝スタートをきっている。
▼グループA
ギデオン/スカムルジョ(インドネシア/1位)②〔21−6、21−16〕0●ピーターセン/コールディング(デンマーク/6位)29分
園田啓悟/嘉村健士(日本/5位)②〔21−17、21−17〕0●李俊慧/劉雨辰(中国/3位)42分
B組はSSランク8位の保木卓朗(上写真・右)/小林優吾が登場。デンマークのベテラン・ボー/モーゲンセンと対戦したが、第1ゲーム18-21で落とすと、第2ゲームも相手に先行されたまま振り切られて敗戦。黒星発進となった。
また、世界選手権優勝の張楠/劉成(中国)は、台湾の李洋/李哲輝とのファイナル勝負を制して初戦を白星で飾った。
▼グループB
ボー/モーゲンセン(デンマーク/2位)②〔21−18、21−14〕0●保木卓朗/小林優吾(日本/8位)45分
張楠/劉成(中国/4位★)②〔21−19、24−26、21−14〕1●李洋/李哲輝(台湾/7位)67分
【女子ダブルス】
日本からはSSランク1位・2位の米元小春/田中志穂、福島由紀/廣田彩花(写真左)が出場。白星をつかんだのはグループBの福島/廣田。台湾ペアを13本、13本で破ってみせた。同組のリターユール/ペデルセン(デンマーク)VS鄭景銀/申昇瓚(韓国)の試合は、デンマークペアが2−0で勝利している。
一方、グループAの米元/田中は、今年の全英OP覇者でもある張藝娜/李紹希(韓国)に0−2のストレートで敗戦。苦しいスタートをきることになった。また、中国対決となった陳清晨/賈一凡と黄雅瓊/于小含の勝負は、黄雅瓊/于小含が最終ゲームにもつれる接戦を制して一勝を手にしている。
▼グループA
張藝娜/李紹希(韓国/6位)②〔21−16、21−10〕0●米元小春/田中志穂(日本/1位)44分
黄雅瓊/于小含(中国/9位)②〔21−14、16−21、21−19〕1●陳清晨/賈一凡(中国/4位★)60分
◆グループB
福島由紀/廣田彩花(日本/2位)②〔21−13、21−13〕0●許雅晴/呉玓蓉(台湾/10位)43分
リターユール/ペデルセン(デンマーク/5位)②〔21−18、21−10〕0●鄭景銀/申昇瓚(韓国/8位)45分
※SSランク3位の髙橋礼華/松友美佐紀、同7位の福万尚子/與猶くるみは1カ国2名/ペアの制限があるため出場できず。
【混合ダブルス】
数野健太/栗原文音が出場している混合ダブルス。初戦からA組の強敵・鄭思維/陳清晨と対戦した数野/栗原は、第1ゲーム16本で失うと、第2ゲームも12-21で封じられて敗戦。残り2戦での巻き返しを図る。
同じくA組のジョルダン/スサント(インドネシア)は、17年にペアとして急成長した香港の鄧俊文/謝影雪に1−2で敗れ、黒星スタートとなった。
グループBはアーマド/ナトシール(上写真・左/インドネシア)がC・アドコック/G・アドコック(イングランド)に2−1で勝利。また、魯愷/黄雅瓊(中国)の欠場で繰り上がり出場の王懿律/黄東萍(中国)は、マレーシアペアを下している。
▼グループA
鄭思維/陳清晨(中国/1位)②〔21−16、21−12〕0●数野健太/栗原文音(日本/9位)33分
鄧俊文/謝影雪(香港/5位)②〔21−13、14−21、21−16〕1●ジョルダン/スサント(インドネシア/6位)54分
▼グループB
王懿律/黄東萍(中国/3位※)②〔21−12、21−11〕0●タン・キァンメン/ライ・ペイジン(マレーシア/8位)36分
アーマド/ナトシール(インドネシア/4位★)②〔21−18、18−21、21−14〕1●C・アドコック/G・アドコック(イングランド/7位)62分
※魯愷/黄雅瓊(2位)が欠場。王懿律/黄東萍は繰り上がり出場。
順位は11月30日付のSSランキング。★は今年の世界選手権優勝
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO