12月7日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。スーパーシリーズなど主要国際大会はなかったが、各種目に若干の順位変動があった。ここでは男子・女子シングルスのランキング状況を紹介しよう。
【男子シングルス】
今年の世界王者であるビクター・アクセルセン(デンマーク)が、がっちり首位をキープしている男子シングルス。これまでトップ3を守ってきた韓国のエース・孫完虎が5位に後退したが、変わって2位まで浮上してきたのがリー・チョンウェイ(写真右/マレーシア)だ。一時は不調で8位に順位を落とした男が、11月の香港OP優勝のポイントを加算しジワジワとアクセルセンの背中に迫っている。3位には今年11月末に王適嫻と婚約した諶龍(写真左/中国)、4位には今季好調のスリカンス・キダムビ(インド)が続いている。
日本勢は22位の坂井一将が一番手となり、28位の常山幹太、29位の西本拳太がその後を追う。昨年のこの時期は坂井が37位、常山が47位だったが、この1年で着実に順位をあげていた。なお、日本A代表に内定している桃田賢斗は48位。GPGクラスの大会であれば、本戦からの出場が可能な位置につけている。
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【女子シングルス】
2位の山口茜に対して、約1万5000ポイント差をつけている戴資穎(台湾)が、1位を堅持している。3位は香港OP2位のプサルラ・V・シンデュ(インド)、4位はキャロリーナ・マリーン(スペイン)、5位が成池鉉(韓国)と、相変わらず上位常連がトップ5を形成している。
日本選手は7位にケガでSSファイナルを欠場した奥原希望、14位に全日本総合準優勝の大堀彩、そして15位にSSファイナル繰り上がり出場を決めた佐藤冴香が続く。そのほかにも、18位の川上紗恵奈、22位の髙橋沙也加、28位の三谷美菜津が名を連ねる。日本は30位以内に7選手がランクインしており、世界トップクラスの層の厚さを誇っている。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO