10月22日に開催されたデンマークOP(オデンセ・SSP)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
日本勢は、第1試合に米元小春/田中志穂が登場。韓国の李紹希/申昇瓚と対戦すると、第1ゲーム12-13と接戦を演じたが、ここから韓国ペアに抜け出され13-21で先制を許す。第2ゲームで巻き返したい米元/田中だったが、ここでも中盤に先行されてしまい、最後は16-21で敗戦。2度目のSS優勝はならなかったが、SSプレミアで準優勝の好成績を残している。
第3試合に登場した山口茜は、ラチャノック・インタノン(タイ)と2連覇をかけて争った。第1ゲームは山口が21-14で先制するも、第2ゲームはラチャノックが奪い返して、勝負の行方は最終ゲームへ。その第3ゲームは、山口が先行しながら試合を進め19-16。優勝まであと一歩とした。しかし、ここからラチャノックが意地を見せて5連続得点で逆転V。山口は惜しくも準優勝の結果に終わった。
男子シングルスは、韓国の大ベテランの李炫一を10本5本に封じたスリカンス・キダムビ(インド)が優勝。今年3度目のSS制覇を遂げている。男子ダブルスは今年の世界選手権王者である張楠/劉成(中国)がV。混合ダブルスは香港の鄧俊文/謝影雪が、世界選手権優勝の鄭思維/陳清晨(中国)を破ってSS初優勝を手にした。
決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
スリカンス・キダムビ(インド)②〔21−10、21−5〕0●李炫一(韓国)25分
【女子シングルス】
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔14−21、21−15、21−19〕1●山口茜67分
【男子ダブルス】
張楠/劉成(中国)②〔21−16、22−24、21−19〕1●ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)63分
【女子ダブルス】
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−13、21−16〕0●米元小春/田中志穂44分
【混合ダブルス】
鄧俊文/謝影雪(香港)②〔24−22、19−21、23−21〕1●鄭思維/陳清晨(中国)58分
文/バドミントン・マガジン編集部