愛媛県砥部町で開催された『第72回国民体育大会』10月9日、大会最終日を迎えて成年男女、少年男女の各種目で決勝戦が行なわれた。ここでは少年女子の部のダイジェストをお届けしよう。
【女子】
少年女子の決勝は、茨城と山口の対決に。茨城は初戦で福島、準々決勝では埼玉と優勝候補を次々と連破。決勝に勝ち進んでも、その勢いは止まらない。ダブルスの海老澤花/海老澤彩の姉妹ペアは、山口の淺井/宮内に13本、18本でストレート勝ち。第1シングルスは、島倉唯が山口の柳井咲耶にファイナル16本で敗れたものの、第2シングルスに再び登場した海老澤花が、淺井和奏を2−0に封じて勝利。茨城が同種目で初優勝を果たした。
茨城・磯部和弘監督
「優勝は本当にうれしいです。今回の選手たちは、小さい頃から一緒に練習をしてきていたので、こういう形になって本当にうれしい。大会を通して勝とうという気持ちが常に出ていて、負けていても負けている気がしなかったし、監督としても楽でした。最後まで相手に向かっていけたことが勝因だと思います」
【少年女子】
▼決勝
茨城 2−1 山口
海老澤花/海老澤彩②〔21-13、21-18〕0●淺井/宮内
島倉唯●1〔21-10、16-21、16-21〕②柳井咲耶
海老澤花②〔21-18、21-13〕0●淺井和奏
※茨城が初優勝
▼3位決定戦
埼玉 2−1 石川
吉田/上杉●0〔18-21、19-21〕②南部/堀
正田捺実②〔21-12、22-20〕0●髙野亜美
吉田瑠実②〔21-13、21-13〕0●南部一伽
▼準決勝
茨城 2−0 埼玉
山口 2−0 石川
▼準々決勝
茨城 2−0 愛媛
埼玉 2−1 岡山
山口 2−0 北海道
石川 2−1 長崎
取材・文/吉井信行