【ジャパンOP】「どんな相手でも勝たないといけなかった」(嘉村)<選手コメント・男子単複&混合複>

9月22日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)4日目は、各種目の準々決勝が行なわれた。ここでは、ベスト4入りをかけて争った男子シングルス・ダブルス&混合ダブルスの注目選手のコメントを紹介しよう。

【男子ダブルス】

IDE_0548園田啓悟/嘉村健士(ロシアペアに2-1で惜敗)

園田「1ゲーム目を取って、2ゲーム目にデュースになった場面で勝ちきれなかったことがすごく悔しいです。ファイナルゲームは、相手のサービスレシーブから点数を取られて、自分たちがリードできなかったなと思います。今大会はワンテンポ遅れて跳びついてしまう場面が多かったので、今後はそこをしっかり修正して、どんな球でもカバーできるようにやっていきたいです」

嘉村「どんな形でも勝たないといけない試合でした。気持ちの部分で引いてしまった部分があり、負けてしまったのが悔しいです。サービス場面では、サービスを1発でたたかれることが多々あったので、どうしてもプレッシャーがかかって安定しませんでした。攻撃力があるペアに対して上げてしまう部分もあったので、この先、そこを変えないと攻撃力のある相手には通用しない。もっとレシーブのバリエーションを増やしていくことや、自分の前への入りをもっと早くして、アグレッシブなプレーで攻めの形を作れるようにしていきたいです」

 

【男子シングルス】

IDE_0920リー・チョンウェイ(周天成に2-1で勝利)

「第3ゲームまでいくタフな試合になりましたけど、今日はまず勝って、次に備えることが大事。気持ちはもう明日に切り替わっています。3ゲーム目は10-15とリードされましたが、迷いはありませんでした。とにかく1球1球集中すること、相手が21点を取るまでは負けではありませんから、あきらめずに集中することを考えていました。この大会には、完ぺきな状態で来たわけではありません。世界選手権のあと1週間ほど休みをとり、レジェンドビジョン(9月10日@東京都町田市)のために来日して、そのあと戻って数日練習して日本に来ています。とはいえ、この大会は僕にとって非常に大切なので、1試合1試合集中してやっていきたいです」

DSC_1174林丹(世界ランク1位の孫完虎に15本、15本で敗戦)

「(孫完虎とは世界選手権でも対戦したが、今回は相手に違いがあったか、の問いに)今回については 自分が試合に入れるような気持ちになるまでに時間がかかりすぎました。(東京オリンピックで優勝をねらうか、の問いに)まずは今年、来年の試合をきっちりとこなして成績を収めれば、(中国)ナショナルチームのほうで考えるでしょう。中国チームは競争が激しいですが、自分としては努力して、世界ランクのポイントさえ取れればチャンスはあると思っています。ただし、1年間の試合数があまりにも多いので、体力的な部分を考慮して、できれば世界選手権のような大きな試合で成績を残したいです」

【混合ダブルス】

IDE_0118保木卓朗/廣田彩花(香港ペアに2-0で勝利)

保木「ベスト4に入れたのはうれしいです。自分たちはとくに対策は立てず、行きあたりばったりなんですけど、それが逆によかったのかなと思います。ミックスの試合をすることは、男子ダブルスにも生きていると思います。自分は男ダブで負けたけどパートナーは女子ダブルスがあるので、少しでも楽をしてもらえるように明日も頑張りたいと思います」

廣田「ここまで来られると思っていなかったので、うれしいです。積極的に前に出て球を作れていたことが、相手のプレッシャーになっていたのではないかと思います。明日も楽しみながら二人で頑張りたいです」

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

 

投稿日:2017/09/23

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