国内外で活躍するトップ選手はもちろん、最近ではシニアや高校生プレーヤーの間でもアンダーウェアを着用する選手が増えている。なかでも、ソノカムペア(園田啓悟&嘉村健士)も着用するなどとくに人気なのが、ヨネックスの高機能アンダーウェア『STB』だ。先日、ラケットショップフジが主催するこのSTBの試着会が行なわれた。試着するだけでなく、実際にプレーして機能を体感するというイベント。バドマガ取材陣が、参加者のナマの声を聞いてきました!(本稿はバドミントン・マガジン9月号に掲載された内容を再構成したものです)
上下で試着→思いきりプレー続々と「効果」を実感
この試着会の目的について、ラケットショップフジ販促企画部広報課課長・山口英一さんはこう話す。「アンダーウェアに対しては、『暑そう』『着るのが面倒そう』という声が多くありました。その一方で、試着できないという現実もあった。レディースの方々は本当に熱心で、クラブの枠を超えた練習会などもやっています。そんな形で試着会を行ない、実際に着て、プレーしてみていただきたいと思ったのです」。
ヨネックスの高機能アンダーウェア「STB」はコアのバランス(体幹)を整える効果があり、着ることで体のブレを抑えてくれる。体に負担がかからない動きはパフォーマンス向上、ケガ予防にもつながるというわけだ。上はどのタイプも腰まで覆う丈があり、上下合わせて着ることで、腰周りがしっかりサポートされる感覚と安定感が増すという。
参加者はSTBを上下着用して、準備体操、ストレッチ、基礎打ちからスタート。「ギリギリの球を打つときも、体のバランスを整える機能があります。(上は)丈が少し長いので姿勢もシュッとして、スタイルがよく見えるかもしれません(笑)。いつもと違う感覚を体感してください!」という、羽迫まやさん(ラケットショップフジ立川店)の声に送られて、ゲーム練習に入った。参加者からは、「しっかり胸が張れて、肩甲骨がギュッと締まる感覚!」「いつもタイツ(下)だけ履くけど、上と重なることで腰周りの安定感が増しますね」と効果を実感する声が続々。さらに、「いつもなら追いつけない球が取れて、一緒に組んだ人が『おぉっ!』と声を上げていました。STBの効果かしら!?」という証言も飛び出した。
羽迫さんとともにスタッフを務めた土田茉実さん(ラケットショップフジ吉祥寺店)は「いつもヒジが痛いけど、楽にスマッシュが打てたという方もいました。ギリギリの球を思いきって取れたり、楽しそうにプレーされていて、私も楽しかったです!」と振り返った。着るだけで姿勢がよくなり、パフォーマンスもアップ。さまざまな機能はもちろん、適度な着圧によって生み出される心と体の安心感も、STB の大きな魅力といえそうだ。
◇スタッフの声
「男性プレーヤーにもおすすめです!」(羽迫まやさん・ラケットショップフジ立川店)
「STB を上下着ていただくと、上の効果に驚かれる方がとても多いです。菱形の樹脂加工がほどよい着圧を生み出して、肩甲骨が引っ張られる。それによって、肩の可動域が広がるんですね。
私は学生時代、左足首とヒザの靭帯を切って下半身に安定感がなくなり、激しいプレーができなくなりました。それが、STB を着用して解消しました。上下合わせて着用することで下半身だけでなく、体全体が安定していると実感できるんです。ヒザなど下半身に故障や不安を抱え、ロングスパッツを着用する方は多いと思いますが、そんな方こそ、上下合わせて着用していただきたいですね。
STB は男性プレーヤーにもおすすめです。肩がこっている方、腰周りの筋肉が固まっている方は、ぜひ一度、上下でお試しください!」
◇参加者の声
石井かおりさん「いつもは足にテーピング、腰に体幹ベルトをしています。今日は両方していないのに、しているような安心感です。足回りは一歩目の出だしがスムーズで、すごく動きやすかったです」
池田初恵さん「ヒザが悪いので、タイツは去年から履いています。普段はサポーターをしているけど、これは守られている感覚があって、(サポーターを)しなくても動くことができました」
雨宮薫さん「スマッシュが得意じゃなくて普段はあまり打たないけど、肩が軽い感じで打ちやすかったです! 肩周りがスムーズで、打とうという気になれました。ヒザが悪いんですが、今日は思いきり動けました」
立花道子さん「肩周りが楽で、クリアーが楽に打てました。上はすごく軽くて、着ている感覚がないぐらい。ロングスパッツのほうは、しっかり守られている感覚がありました」
STBの詳細(ヨネックス株式会社サイト)は → こちら
取材・文/平田美穂 写真/金城聖子