【世界選手権】園田&嘉村は準決勝敗退も、銅メダルを獲得!<男子ダブルス>

8月26日に開催された第23回世界選手権(スコットランド・グラスゴー)6日目は、各種目準決勝が行なわれた。

世界選手権

男子ダブルス初の決勝進出なるか−−。

新たな歴史に挑戦する園田啓悟/嘉村健士は、インドネシアのアッサン/サプトロと激突。2015年世界選手権で優勝したアッサンは、昨年11月の中国OPから若いサプトロと組み始め、これまで最高成績はスーパーシリーズの香港OP4強のみ。そのほか、SSでは1、2回戦敗退が続いたペアだった。

しかし、今大会はアッサンが後輩を力強く牽引し、2回戦では第1シードの李俊慧/劉雨辰(中国)を撃破。その後も2−0で快勝し、準決勝まで勝ち上がった。

快挙達成に向けて負けられない勝負となった園田/嘉村だったが、第1ゲームが始まると昨日までのスピーディーな攻撃が出てこない。低い展開に入ろうと試みるが、アッサンの巧みな球さばきに抑えられ、逆に攻撃を受ける場面が増えた。第1ゲームは12-21で落とす。

後がない状況となった日本ペア。後半も出だしからポイント重ねたが、単発ミスも多く、流れを引き寄せることができない。すると、10-8から5連続失点。追い上げをねらったが、ここでもアッサンが老獪なポジショニング、前の飛び出しで日本ペアに攻撃を許さない。劣勢となった園田/嘉村は、最後15本で力尽き、初の決勝進出はならず。それでも、同種目で2大会連続となる銅メダルを獲得した。

 

▼選手コメント

嘉村「アッサンたちがドライブ勝負で仕掛けてくるかなと思ったけど、アッサンが前に入ってきて、自分たちが上げる形を多くなってしまった。自分たちが攻めたいパターンを作りたかったけど、逆にそれをやられてしまって、自分たちがどうにもできなくなってしまった感じでした。今日は完敗でした」

園田「(連戦による疲れがあったのか?)連戦で激しい試合が続いたので、スタミナを削られて足が重かった」

 

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士●0〔12−21、15−21〕②アッサン/サプトロ(インドネシア)37分

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2017/08/27
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