女子ダブルス日本代表の福万尚子/與猶くるみが、8月1日からS/Jリーグのヨネックスに加入することを、同チームが発表した。
1学年違いの福万尚子/與猶くるみは、どちらも高校卒業と同時にパナソニック(前・三洋電機)に入部。しかし、2012年にチームが休部となり、2013年からは再春館製薬所(当時はルネサス)でプレーをしている。
2014年に全日本総合女子ダブルスで初優勝を遂げると、翌2015年にはインドネシアで行なわれた世界選手権で銅メダルを獲得。その後も世界ランキングで上位をキープし続ける活躍を見せ、同ランク1位の髙橋礼華/松友美佐紀とともに、日本の女子ダブルスを牽引する。
また、昨年はリオ五輪レースも戦い、スーパーシリーズで好成績を残したものの、あと一歩のところで出場はならず。それでも、五輪後はスーパーシリーズを中心に海外大会をまわり、今年4月のインドOP(SS)では準優勝の好結果を残している。現在は世界ランキング11位、日本ペアでは4番手に位置している。
2人は「東京五輪をめざす上でいままでをリセットし、心機一転、新たな環境でチャレンジしたい」という考えから、移籍の道を選択。ヨネックスは日本A代表の佐藤冴香やB代表の鈴木温子などシングルスの層は厚く、2人の加入はチームにとっても大きな戦力アップとなった。
福万/與猶は、8月21日から開幕する世界選手権(スコットランド・グラスゴー)、全日本社会人(広島)、韓国OP(ソウル)、ジャパンOP(前ヨネックスOPジャパン)などの大会に参戦予定のため、本格的にチームで活動するのは9月末ごろになりそうだ。
文/バドミントン・マガジン編集部