7月27日(木)、BWF(世界バドミントン連盟)発表の世界ランキングが更新された。
今週もスーパーシリーズなど高ポイントが獲得できる大会が開催されず、各種目の上位陣に大きな変動はなかった。日本勢は、USオープン(GPG)、ロシアOP(GP)で好成績を残した選手たちが、大幅に順位を上げている。
【男子シングルス】
前週のカナダOP優勝、USオープンベスト8と好調を維持する常山幹太が、4ランクアップの33位。自己最高位をマークして、日本人一番手を守っている。3番手の上田拓馬(53位)に935ポイント差と迫るのが、常山と同じチームの西本拳太(59位)。また、USオープンベスト8の渡邉航貴は16ランクアップして77位となり、日本人6番手に浮上した。国際大会復帰を果たした桃田賢斗は、5ランクアップして277位につけている。
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【女子シングルス】
山口茜(2位)、奥原希望(8位)、佐藤冴香(13位)は変わらず。USオープン優勝の大堀彩が、2ランクアップの15位に浮上。佐藤と1935ポイント差に詰めてきた。USオープンベスト8の川上紗恵奈が11ランクアップの29位となり、峰歩美(45位)を抜いて日本人7番手に浮上。鈴木温子(51位)、仁平菜月(58位)、橋下由衣(81位)に続き、ロシアOPベスト8の齋藤栞が15ランクアップの93位と二ケタ圏内に食い込んできた。
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【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士は4位をキープ。USオープン優勝の井上拓斗/金子祐樹が、5ランクアップの19位。保木卓朗/小林優吾(21位)を1220ポイント上回り、日本人二番手に浮上した。遠藤大由/渡辺勇大(28位)に続くのは、USオープンベスト8の2ペア。小野寺雅之/岡村洋輝は10ランクアップの59位、権藤公平/渡邊達哉が12ランクアップの65位と、大幅に順位を上げている。
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【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀は1位をキープ。米元小春/田中志穂(7位)、福島由紀/廣田彩花(9位)、福万尚子/與猶くるみ(11位)が続く。
上位4ペアとポイント差がついているが、篠谷菜留/星千智が8ランクアップの36位。カナダOP優勝、USオープン準優勝の松本麻佑/永原和可那が11ランクアップの37位。2ペアの差はわずか260ポイントだ。また、新玉美郷/渡邉あかねが8ランクアップの48位。8ランクダウンした櫻本絢子/髙畑祐紀子(45位)を、わずか230ポイント上回った。
その他、加藤美幸/柏原みき(74位)が15ランクアップ、尾﨑沙織/川島里羅(79位)が8ランクアップ、ロシアOP優勝の松田蒼/荒木茜羽(82位)が74ランクアップ、東野有紗/中西貴映(121位)が171ランクアップと、大きく順位を上げている。
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【混合ダブルス】
数野健太/栗原文音(14位)、渡辺勇大/東野有紗(22位)は変わらず。高階知也/江藤理恵が10ランクダウンの75位と順位を下げる一方、権藤公平/永原和可那が61ランクアップの99位と100位以内に入ってきた。
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文/バドミントン・マガジン編集部