【日本RC】女子ダブルスは日本B代表3ペアが準決勝へ 男女・混合ダブルス2回戦

5月27日(土)に開幕した『2017年日本ランキングサーキット大会』(埼玉県さいたま市)。29日(月)は各種目の準々決勝が行なわれた。ここでは、男女ダブルス・混合ダブルスの注目ゲームと結果を紹介。30日に行なわれる準決勝の組み合わせも併せて紹介する。

 

井上/金子(右)は第1シードの実力を発揮し準決勝進出
井上/金子(右)は第1シードの実力を発揮し準決勝進出

 

【男子ダブルス】

ベテランの橋本博且/佐伯祐行(福井県立南特別支援/福井県体育協会)は、古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)を第1ゲーム序盤からスピードで圧倒し、わずか7本で奪取。第2ゲーム以降、古賀/齋藤に対応されて敗れたが、ダイビングレシーブなど気迫あふれるプレーで観客を魅了。佐伯は試合後、得点係を務めた女子高校生にもねぎらいの握手を求め、笑顔で大会を終えた。
今大会絶好調、第1シードの井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)は快勝。大嶋一彰/山﨑裕太(日立情報通信エンジニアリング)は、高校選抜王者・金子真大/久保田友之祐(ふたば未来学園高)の挑戦を2-0で退けた。サウスポーペアの小林優吾/下農走(トナミ運輸)は、この日も抜群の配球とコンビネーションで勝利。男子ダブルスの台風の目となっている。

 

▼試合結果
井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)②〔21-9、21-5〕0●伊東克範/小林晃(金沢学院クラブ)
古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)②〔9-21、21-17、21-13〕1●橋本博且/佐伯祐行(福井県立南特別支援/福井県体育協会)
大嶋一彰/山﨑裕太(日立情報通信エンジニアリング)②〔21-19、21-12〕0●金子真大/久保田友之祐(ふたば未来学園高)
小林優吾/下農走(トナミ運輸)②〔21-18、21-12〕0●松居圭一郎/竹内義憲(日立情報通信エンジニアリング)

 

小林/下農(左)が強力なアタックを武器にベスト4入り
小林/下農(左)が強力なアタックを武器にベスト4入り

 

▼30日の組み合わせ
井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)-古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)
大嶋一彰/山﨑裕太(日立情報通信エンジニアリング)-小林優吾/下農走(トナミ運輸)

 

【女子ダブルス】

4試合中3試合がS/Jリーガー対決となった女子ダブルス。第1シードの永原和可那/松本麻佑(北都銀行)は、高校卒2年目と1年目の志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)と対戦。序盤から激しい攻め合いの第1ゲームを奪うが、第2ゲームはリードされる場面もあり。ひるまず攻める新鋭を攻め返し、25-23で振りきった。この結果、松本は単複でベスト4進出となっている。
新玉美郷/渡邉あかね、川島里羅/尾﨑沙織の「NTT東日本対決」は、先輩ペアの新玉/渡邉に軍配。第2ゲーム24-24まで食らいついた川島/尾﨑だが、最後は渡邉が強気のスマッシュで決めた。
連覇をねらった櫻本絢子/高畑祐紀子(ヨネックス)は、篠谷菜留/星千智(日本ユニシス)にストレート負け。篠谷は昨年、ケガのため2回戦を棄権しており(ペアは東野有紗)、悔しさを晴らす快進撃。松田蒼/荒木茜羽(岐阜トリッキーパンダース)の新ペアは、大学生の加藤美幸/柏原みき(筑波大)に快勝した。

 

NTT東日本対決を制した新玉/渡邉(左)
NTT東日本対決を制した新玉/渡邉(左)

 

▼試合結果
永原和可那/松本麻佑(北都銀行)②〔21-16、25-23〕0●志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)
新玉美郷/渡邉あかね(NTT東日本)②〔21-13、26-24〕0●川島里羅/尾﨑沙織(NTT東日本)
松田蒼/荒木茜羽(岐阜トリッキーパンダース)②〔21-19、21-10〕0●加藤美幸/柏原みき(筑波大)
篠谷菜留/星千智(日本ユニシス)②〔21-9、21-19〕0●櫻本絢子/高畑祐紀子(ヨネックス)

 

ナショナルB代表の篠谷/星(右)は昨年の優勝ペアを2-0で下した
ナショナルB代表の篠谷/星(右)は昨年の優勝ペアを2-0で下した

 

▼30日の組み合わせ
永原和可那/松本麻佑(北都銀行)-新玉美郷/渡邉あかね(NTT東日本)
松田蒼/荒木茜羽(岐阜トリッキーパンダース)-篠谷菜留/星千智(日本ユニシス)

 

【混合ダブルス】

浦井唯行/横山めぐみ(丸杉/山陰合同銀行)が、第1シードの高階知也/江藤理恵(トリッキーパンダース/岐阜トリッキーパンダース)に勝利。第1ゲームを奪われるも、第2ゲームを24-22で奪い、ファイナルゲームも序盤からリードする展開でゲームオーバー。横山の積極的な前衛が相手の攻撃を封じ込め、浦井の攻撃も冴えていた。
第2シードの米元優樹/米元陽花(宇部興産/ACT SAIKYO)、サウスポー同士の金子祐樹/中西貴映(日本ユニシス/早稲田大)はストレート勝ち。大嶋一彰/木戸よし美(日立情報通信エンジニアリング/七十七銀行)は相手の棄権により、準決勝進出となった。

 

コンビネーション抜群の米元兄妹がベスト4入り
コンビネーション抜群の米元兄妹がベスト4入り

 

▼試合結果
浦井唯行/横山めぐみ(丸杉/山陰合同銀行)②〔14-21、24-22、21-17〕1●高階知也/江藤理恵(トリッキーパンダース/岐阜トリッキーパンダース)
金子祐樹/中西貴映(日本ユニシス/早稲田大)②〔21-10、21-13〕0●藤巻嵩寛/牧野美咲(AC長野パルセイロBC/七十七銀行)
大嶋一彰/木戸よし美(日立情報通信エンジニアリング/七十七銀行)棄権●西川裕次郎/宮浦玲奈(法政大)
米元優樹/米元陽花(宇部興産/ACT SAIKYO)②〔21-18、21-12〕0●伊東克範/中村麻裕(金沢学院クラブ/ACT SAIKYO)

 

▼30日の組み合わせ
浦井唯行/横山めぐみ(丸杉/山陰合同銀行)-金子祐樹/中西貴映(日本ユニシス/早稲田大)
大嶋一彰/木戸よし美(日立情報通信エンジニアリング/七十七銀行)-米元優樹/米元陽花(宇部興産/ACT SAIKYO)

 

30日は各種目の準決勝が行なわれる。試合の順番は混合ダブルス、女子シングルス、男子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルスの予定。試合開始予定は10時。

※日本バドミントン協会による速報サイトはこちら

 

投稿日:2017/05/29
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