バドミントンを世界のメジャースポーツに押し上げるべく、レジェンドプレーヤーたちが立ち上がった。それが林丹(中国)、リー・チョンウェイ(マレーシア)、ピーター・ゲード(デンマーク)、タウフィック・ヒダヤット(インドネシア)だ。いまも世界トップで活躍している林丹、リー・チョンウェイはもちろん、現役時代にスター選手として世界のバドミントンファンを楽しませた2人。バドミントンではしのぎを削るライバルだったが、コートを離れればバドミントンを愛するプレーヤー同士、「バドミントンを世界に普及にさせたい」という願いは一緒だ。
4人の共通の願いをサポートするのが、彼らとスポンサー契約を結んでいるヨネックス。4人の活動を支援するプロジェクト「The Legends’ Vision」を立ち上げて、バドミントンの普及により一層力を入れる。
5月21日には、プロジェクトの一環でスタートした「レジェンドワールドツアー」を開催。第1回は中国・北京市の北京大学体育館で、4人のトークショーやエキシビションマッチを実施し、招待した地元のジュニア選手たちを楽しませた。リー・チョンウェイとシングルスを行なった(ダブルスではペアを組んだ)中国出身の林丹は「僕が活躍することで、子どもたちに夢を与えたい」と語っている。
このイベントに先立って行なわれた一般プレーヤー向けのバドミントン教室には、ドイツ・ブンデスリーガに所属している藤井瑞希と、ヨネックスチームの佐藤冴香、今別府香里、内藤真実が指導にあたり、参加者たちを喜ばせていた。
今回のワールドツアーをはじめ、4人は今後も競技普及のために様々な取り組みを行なう方針だ。ワールドツアー第2回は8月にインドネシア・ジャカルタで開催を予定している。
未来のバドミントン界を担う子どもたちと記念撮影
エキシビションマッチでは林丹とリー・チョンウェイがペアを組んでダブルスを行なった
日本のトップ選手によるバドミントン教室を開催。参加者からは「トップ選手に教わるなんて、夢のような機会だった」と喜びの声があがった