3月10日に開催されたヨネックス全英OP(SSP・バーミンガム)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
日本は女子シングルスの山口茜、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が準決勝進出を決めた。山口は孫瑜(中国)と昨年末のSSファイナル以来の対戦。第1ゲーム、互いにポイントを重ね合うと、デュースの末に先制したのが孫瑜。しかし、第2ゲームは山口が4連続得点などで奪い返し、ファイナルゲームも再び接戦の展開となった。取っては取られのシーソーゲームは、20オールから先に抜け出した山口が勝利をつかみ、見事ベスト4入りを決めた。
渡辺勇大/東野有紗は、韓国の柳延星/金荷娜と激突。第1ゲームを17本で制した渡辺/東野だったが、第2ゲームは後半に逆転を許して1−1に。ファイナル勝負の白熱した展開は、11−15から20−20に持ち込んだ日本ペアが、最後に2連取して会心の勝利! 強敵を下した19歳&20歳コンビが、全英の地でSSプレミア初の4強入りを果たした。
3組が勝ち残った女子ダブルスは、連覇をめざす髙橋礼華/松友美佐紀を2回戦で破った福島由紀/廣田彩花が、中国の包宜鑫/于小含(中国)に11本、14本で敗戦。福万尚子/與猶くるみはデンマークペアに、米元小春/田中志穂も韓国ペアに0−2のストレートで敗れ、3組とも準々決勝の壁は超えられず。また、男子シングルスの坂井一将は石宇奇(中国)に敗北を喫すると、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士も、中国の張楠/劉成ペアと76分の激闘を演じたが、最後は相手に押し切られファイナル19本で敗れている。
準々決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝
林丹(中国)②〔8−21、21−14、21−15〕1●ビクター・アクセルセン(デンマーク)69分
石宇奇(中国)②〔21−13、21−4〕0●坂井一将36分
周天成(台湾)②〔21−19、16−21、21−8〕1●タノンサック・サエンソムブーンスク(タイ)68分
リー・チョンウェイ(マレーシア)②〔21−12、21−15〕0●田厚威(中国)45分
▼準決勝
林丹 − 石宇奇
リー・チョンウェイ − 周天成
【女子シングルス】
▼準々決勝
戴資穎(台湾)②〔21−14、21−10〕0●シンデュ・P.V.(インド)35分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔22−20、13−21、21−18〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)78分
山口茜②〔21−23、21−14、22−20〕1●孫瑜(中国)87分
成池鉉(韓国)②〔22−20、22−20〕0●サイナ・ネワール(インド)54分
▼準決勝
戴資穎 − 成池鉉
山口茜 − ラチャノック・インタノン
【男子ダブルス】
▼準々決勝
張楠/劉成(中国)②〔21−23、21−15、21−19〕1●園田啓悟/嘉村健士76分
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−19、17−21、21−19〕1●ゴーVS/タンWK(マレーシア)66分
ピーターセン/コールディング(デンマーク)②〔21−12、11−21、21−16〕1●魯愷/鄭思維(中国)54分
ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔21−16、21−18〕0●洪煒/柴飈(中国)35分
▼準決勝
李俊慧/劉雨辰 − 張楠/劉成
ギデオン/スカムルジョ − ピーターセン/コールディング
【女子ダブルス】
▼準々決勝
リターユール/ペデルセン(デンマーク)②〔21−12、21−11〕0●福万尚子/與猶くるみ42分
包宜鑫/于小含(中国)②〔21−11、21−14〕0●福島由紀/廣田彩花42分
鄭景銀/申昇瓚(韓国)②〔21−19、21−17〕0●米元小春/田中志穂50分
張藝娜/李紹希(韓国)②〔21−17、21−8〕0●駱贏/駱羽(中国)49分
▼準決勝
包宜鑫/于小含 − 張藝娜/李紹希
鄭景銀/申昇瓚 − リターユール/ペデルセン
【混合ダブルス】
▼準々決勝
C・アドコック/G・アドコック(イングランド)②〔16−21、21−19、21−12〕1●アーマド/ナトシール(インドネシア)64分
魯愷/黄雅瓊(中国)②〔21−14、18−21、21−11〕1●ニールセン/ペデルセン(デンマーク)70分
チャンPS/ゴーLY(マレーシア)②〔23−21、21−14〕0●王懿律/黄東萍(中国)46分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−17、18−21、22−20〕1●柳延星/金荷娜(韓国)77分
▼準決勝
渡辺勇大/東野有紗 − チャンPS/ゴーLY
魯愷/黄雅瓊 − C・アドコック/G・アドコック