11月17日に開催された中国OP（福州・SSP）３日目は、各種目２回戦が行なわれた。

日本選手は混合ダブルス1回戦で世界ランク上位の香港ペアを下した渡辺勇大／東野有紗が、今度は世界ランク9位のC・アドコック／G・アドコック（イングランド）と対戦。スーパーシリーズ優勝経験やリオ五輪にも出場した相手に対し、第1ゲームを15本で奪った日本ペア。続く第2ゲームもその勢いのまま押し込むと、最後は21−12に抑えて見事金星をつかみ準々決勝進出を決めている。

女子ダブルスでは第1シード・高橋礼華／松友美佐紀が、中国の若手ペアにファイナルゲームの接戦となり、最後は20−22で敗れて2回戦敗退となった。高橋／松友がスーパーシリーズで準々決勝に勝ち進めなかったのは、昨年10月のフランスOP（2回戦敗退）以来となる。

同じく女子ダブルスの福万尚子／與猶くるみと米元小春／田中志穂の日本人同士の対決は、米元／田中がファイナルゲーム14本で勝利。タイペアに勝利した松尾静香／内藤真実とともに準々決勝進出を果たしている。

男子ダブルスでは、園田啓悟／嘉村健士、保木卓朗／小林優吾の2組が中国ペアと対戦。どちらの試合も第3ゲームにもつれる接戦となったが、なんとか振り切った園田／嘉村、保木／小林が、ともにベスト8入りを決めている。

女子シングルスの山口茜は、中国選手に勝利を飾り準々決勝へ。男子シングルスの上田拓馬は、ヨネックスOPジャパン4強のマーク・ツウィーベラー（ドイツ）を2−0のストレートで退け、久々に8強入りを果たした。

日本選手の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

上田拓馬②〔21−17、21−18〕０●マーク・ツウィーベラー（ドイツ）50分

【女子シングルス】

佐藤冴香●０〔13−21、12−21〕②キャロリーナ・マリーン（スペイン）33分

三谷美菜津●０〔15−21、19−21〕②戴資穎（台湾）36分

山口茜②〔10−21、21−10、21−16〕１●沈雅穎（中国）58分

【男子ダブルス】

保木卓朗／小林優吾②〔18−21、21−16、21−17〕１●YU Xiaoyu／張穩（中国）52分

園田啓悟／嘉村健士②〔21−16、20−22、27−25〕１●黄凱祥／王懿律（中国）73分

【女子ダブルス】

米元小春／田中志穂②〔21−9、17−21、21−14〕１●福万尚子／與猶くるみ

髙橋礼華／松友美佐紀●１〔21−14、20−22、20−22〕②黄東萍／李茵暉（中国）96分

松尾静香／内藤真実②〔21−13、21−13〕０●ジョングオルファン／ラウィンダ（タイ）34分

【混合ダブルス】

渡辺勇大／東野有紗②〔21−15、21−12〕０●C・アドコック／G・アドコック（イングランド）32分

数野健太／栗原文音●０〔15−21、11−21〕②アーマド／ナトシール（インドネシア）31分