10月21日に開催されたデンマークOP(オデンセ・SSP)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本選手は女子シングルス、男女ダブルスで勝ち残っており、それぞれ上位進出をめざして戦った。
女子シングルスでは、日本の2トップである奥原希望と山口茜が対戦。8月のリオ五輪、9月のヨネックスOPジャパンに続いて行なわれた2人の対決は、山口が13本14本で奥原を退けて2連勝を飾り、前回優勝を果たした韓国OPに続いてSSベスト4入りを決めた。2回戦で銀メダリストを下した佐藤冴香は、香港選手に敗れて8強に終わっている。
女子ダブルスでも髙橋礼華/松友美佐紀と福万尚子/與猶くるみの日本人同士の対決に。55分にもおよんだ戦いは、金メダリストの髙橋/松友がストレートで下して準決勝に進んだ。
男子ダブルスは園田啓悟/嘉村健士がインドネシアのプラタマ/スワルディと対戦。第1ゲームを19−21とねばった日本ペアだったが、第2ゲームは7本に終わり上位進出はならなかった。
このほか海外の注目選手では、リオ五輪金メダリストで、五輪後、最初のSS出場となったキャロリーナ・マリーン(スペイン)が中国の孫瑜を下して準決勝に進出。同男子ダブルス銀メダルのゴーVS/タンWK(マレーシア)も白星を重ねて4強入りを果たした。なお、男子シングルス銀メダリストのリー・チョンウェイ(マレーシア)は、格下であるブライス・レベルデス(フランス)に敗れる波乱。女子ダブルスのリターユール/ペデルセン(デンマーク)も、韓国の鄭景銀/申昇瓚にストレートで敗れて地元での上位入賞はならなかった。
各種目の準々決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
タノンサック・サエソンボーンスク(タイ)②〔21−17、14−21、21−15〕1●アンダース・アントセン(デンマーク)66分
孫完虎(韓国)②〔21−13、15−21、21−18〕1●石宇奇(中国)68分
李炫一(韓国)②〔6−21、21−13、21−13〕1●黃永棋(香港)50分
ブライス・レベルデス(フランス)②〔21−17、20−22、21−19〕1●リー・チョンウェイ(マレーシア)77分
【女子シングルス】
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−19、16−21、27−25〕1●孫瑜(中国)95分
山口茜②〔21−13、21−14〕0●奥原希望29分
張雁宜(香港)②〔21−19、21−12〕0●佐藤冴香41分
戴資穎(台湾)②〔12−21、25−23、23−21〕1●成池鉉(韓国)66分
【男子ダブルス】
ゴーVS/タンWK(マレーシア)②〔21−18、25−23〕0●李俊慧/劉雨辰(中国)46分
ボー/モーゲンセン(デンマーク)②〔21−14、21−5〕0●イワノフ/ソゾノフ(ロシア)33分
ボディン/ニッピフォン(タイ)②〔21−16、12−21、21−19〕1●フェルナルディ/スカムルジョ(インドネシア)49分
プラタマ/スワルディ(インドネシア)②〔21−19、21−7〕0●園田啓悟/嘉村健士32分
【女子ダブルス】
鄭景銀/申昇瓚(韓国)②〔21−18、21−17〕0●リターユール/ペデルセン(デンマーク)43分
サプシリー/プッティタ(タイ)②〔21−16、21−18〕0●駱贏/駱羽(中国)53分
ポリイ/マヘスワリ(インドネシア)②〔22−20、21−15〕0●G・ストエヴァ/S・ストエヴァ(ブルガリア)45分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔24−22、21−15〕0●福万尚子/與猶くるみ55分
【混合ダブルス】
ニールセン/ペデルセン(デンマーク)②〔21−13、21−18〕0●高成炫/金荷娜(韓国)46分
鄭思維/陳清晨(中国)②〔21−19、15−21、21−14〕1●ヨルダン/スサント(インドネシア)51分
C・アドコック/G・アドコック(イングランド)②〔21−18、21−12〕0●李俊慧/包宜鑫(中国)33分
魯愷/黄雅瓊(中国)②〔28−26、21−16〕0●王懿律/黄東萍(中国)46分