9月15日(木)、東京都内のホテルにて、リオ五輪で2つのメダルを獲得したバドミントン日本代表の祝賀会が行なわれた。竹田恆和・JOC会長や橋本聖子・リオ五輪日本選手団団長など、日本バドミントン協会内外から多くの関係者が出席し、会は祝福ムードに包まれた。史上初の金メダルを獲得した髙橋礼華/松友美佐紀、銅メダルを獲得した奥原希望には、日本バドミントン協会・綿貫民輔会長から報奨金としてそれぞれ500万円、300万円が贈られた。
大会に出場した全9選手は、檀上でそれぞれ大会を振り返った。コメントの抜粋は以下の通り。
髙橋礼華(女子ダブルス/金メダル)
「今回のオリンピックは結果というよりも、まずは一戦一戦しっかりと自分たちのプレーを出す、ということを目標にして挑みました。その結果、予選リーグから決勝までの6試合、すべて自分たちのプレーを出すことができ、金メダルを獲得することができました。これからも感謝の気持ちを忘れずに、自分たちらしくいいプレーをしたいです」
松友美佐紀(女子ダブルス/金メダル)
「今回のオリンピックでは、本当にたくさんの方々に応援していただいたおかげで、また今日お集まりいただいた、いつもお世話になっている皆さんのおかげで、私たちは全力でプレーすることができました。これからも二人で頑張っていきたいと思います」
奥原希望(女子シングルス/銅メダル)
「銅メダルを獲得できましたが、悔しい思いで終わった大会だったので、地元で行なわれる東京オリンピックで、その悔しさを晴らせるように、もう1回一から頑張っていきたいと思います」
早川賢一(男子ダブルス5位入賞)
「本当に残念な結果だったんですが、遠藤と二人で最高のパフォーマンスが出せた大会だったと思います。ヨネックスオープンジャパン(YOJ)に向けて、いま合宿をやっているので、そこでリオ以上のパフォーマンスをだしたいと思っています」
遠藤大由(男子ダブルス5位入賞)
「二人でめざしたメダルを獲得できませんでしたが、ここまでやってこられたのは皆さんのおかげでもありますし、早川にも感謝の気持ちでいっぱいです。また機会がありましたら、応援お願いします(会場・笑)」
山口茜(女子シングルス5位入賞)
「オリンピックではたくさんのご支援とご声援をいただき、ありがとうございました。自分らしいプレーを出して、大会を通して楽しめたと思います。今後も大会が続いていくので、精いっぱい頑張っていきたいです」
栗原文音(混合ダブルス5位入賞)
「自分の目標としていたメダルには届かずとても悔しい気持ちですが、オリンピックに出場して、もっともっと強くなりたい、世界でトップになりたいという気持ちが強くなりたいと思いました。これからも1年1年頑張って、レベルアップをめざしていきます」
数野健太(混合ダブルス5位入賞)
「オリンピックには本当にギリギリの滑り込みでの出場だったんですけど、終わってみれば5位入賞という成績を残すことができて、持てる力をすべて出しきれた大会になりました。YOJが控えているので、そこでオリンピックのようにいいパフォーマンスが出せるように頑張ります」
また、この大会のあと現役引退を発表した佐々木翔は「いままでたくさんの皆さまの温かい応援で、ここまで頑張ってこられました。本当にありがとうございました」と、感謝の意を述べた。
佐々木翔を除く8選手は、9月20日(火)から行なわれるヨネックスOPジャパン(東京都渋谷区・東京体育館)に出場する。