リオ五輪に出場したバドミントン日本代表選手の記者会見が8月25日に都内のホテルで行なわれ、金メダルを獲得した髙橋礼華/松友美佐紀など9選手が出席。日本協会からお祝いの花束を受け取った選手たちは、その後、激闘を演じたそれぞれのリオ五輪について振り返った。
ここでは、佐々木翔、早川賢一/遠藤大由、数野健太/栗原文音のコメントを紹介しよう。
男子シングルス:佐々木翔
佐々木「男子シングルスとして結果を残せず、申し訳ない気持ちです。ただ、自分自身としては準備もしっかりやりきれたので後悔はないです。プレーに関してはパワーとスタミナの面で思ったより伸びなかったというのはありましたが、課題としていた技術は、納得するものがコートの中で表現できたと思います」
※S/Jリーグ・北都銀行のコーチ就任もあわせて発表
男子ダブルス:早川賢一/遠藤大由(右)
早川「自分がケガ(予選リーグ3試合目の日の練習に急性腰痛症を発症)をしてしまって、最初コートに立てないくらい痛みがありましたが、チームのトレーナーやJOCのドクターの方のおかげで、試合ができるところまで回復できました。最後、(ベスト8で終わって)悔しい気持ちはありますけど、自分がそのときできるパフォーマンスは出せたのでよかったです」
遠藤「最初の2試合は、大会前から「勝つ」と心に決めていて、準備もしっかりしたので、それがいい方向に出て試合が進んだんだと思います。ただし、全体を通すと最終的にはダメだったので、それについて仕方ないというか…。(いいパフォーマンスが発揮できて)いい大会でもあったし、仕方がないんですけど、最後は残念な気持ちのほうが強いです」
混合ダブルス:数野健太/栗原文音
数野「(ペアを組んでから)短い期間ではありましたけど、オリンピックでは1年3カ月でやってきたこと、自分たちのプレーが出せればいいなと思っていました。僕たちのなかでは、それが実現できたかなと思っています。最後(準々決勝)は完敗でしたが、やり切れたかなと思います」
栗原「目標にしていた予選リーグを突破して、準々決勝では自分たちの1年間のプレーを出しきろうと話をしていた。最後は完敗だったけども、予選リーグと決勝トーナメントを含めて、自分たちの力を出しきれたかなと思います」
リオ五輪に出場した多くの選手は、9月9日から始まる強化合宿(味の素ナショナルトレーニングセンター)に参加し、20日から開幕するヨネックスオープンジャパン2016に参戦する予定。