ラケット
スマートフォンより軽い!
現在のラケットはカーボン素材を主に使用しており、重量も軽いラケットで75g前後、重いものでも90g前後と非常に軽量化されています。多くの人が使用しているスマートフォン(約120~170g)よりも軽いのです。30~40年以上前は重い木製ラケットを使用していたため、ラケットをかつぐようなフォームからスイングしていましたが、それに比べ30g程度軽くなっていてとても振りやすく、シャトルのスピードも速くなっています。
カラーリングも黒を基調としたラケットから、近年では原色や金色などさまざまな色を使ったデザインが主流となっており、ラケットを選ぶ楽しさも出てきています。
ラケットの規定(日本バドミントン協会競技規則より)
フレーム 680mm以内
ヘッド 縦280mm以内 横230mm以内(ヘッドのフレームを含む)
シャフト 400mm以内
シャトル
高いものは1ダース5000円
シャトルは主に水鳥の羽根を使用したものと、ナイロン素材(耐久性が非常に高く、おもに中高生の練習などで使われている)を使用した2種類があります。現在は小学生から社会人まで、すべての年代の大会で水鳥の羽根を使用したものが使われており、価格や安いもので1ダース1000円、高いものでは5000円近いものがあります。価格が高いものは耐久性や飛行の安定性に優れており、国内外のトップ選手が出場する大会で使用されています。
重さは約5g。水鳥の羽根を使用したものは16枚の羽根をコルクに差して加工されています。
ストリング
太さ1ミリ以下の優れもの
シャトルを打つためにラケットに張られているのがストリングです。ゲージ(細さ)は細いもので0.60mm、太いものだと0.70mm以上のものがあり、太さによって反発力、打球音が変わってきます。また、素材に特殊コーティング加工が施されたたストリングは、スピンがかかりやすくなりますが、そのぶん価格が高くなります。
ストリングはシャトルを打つことで消耗するため、打っている途中で切れることもあります。その場合は近くのスポーツ店や専門店などで張り替えてもらいましょう。