8月19日より開催されている『第25回世界選手権』(スイス・バーゼル)。大会3日目の21日は、各種目の2回戦が行なわれた。ここでは、男子シングルスの常山幹太の試合をレポートする。
この日の最終試合に入った常山は、世界ランキング96位のメキシコ選手を21-12、21-3で下し、3回戦へ進んだ。
「初戦よりは体がいい状態」と語った常山は、ラリーで打ち合いながら、チャンスにはしっかり攻めて得点。第2ゲームの入りは7連続得点と、相手にいいところを出させなかった。
3回戦の相手は第5シードのアンダース・アントンセン(デンマーク)。過去3度試合をしてまだ勝ったことのない相手で、「身長が高いので上の球がいいのはもちろん、下から打つ球もうまく、器用な選手」と常山。「低いクリアーやロブを打ってしまうと、ワンジャンプでとられてしまうので、しっかりクリアーやロブの高さを間違えないようにして、ラリー戦に持ち込みたい」と対策を語った。
■選手コメント
初戦よりは動きがよく、息のあがり方も抑えられました。(試合がなかった)昨日の過ごし方がよかったのかなと思います。中西(洋介)コーチと相談して「動き足りないくらいでいいんじゃないか」といわれたので、羽根打ちは15分くらいにして、あとはホテルのジムで20分くらい動くだけにしました。
次の相手(アンダース・アントンセン/デンマーク)は、すごく器用。身長が高いし、クリアーやロブの高さを間違えるとワンジャンプでカウンターを受けてしまうと思うので、しっかりと高さを使い、前後に揺さぶって、ラリー戦に持ち込みたいです。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部(レポート)、選手コメント(平野貴也)
写真/菅原 淳