4月15日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週のアジア選手権(中国・寧波)や欧州選手権(デンマーク)などの結果が反映され、活躍した日本勢が順位を上げている。
【男子ダブルス】
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1〜3位は変動なし。アストルップ/ラスムセン(デンマーク)、ゴー・ジーフェイ/ヌル・イズッディン(マレーシア)、梁偉鏗(リャン・ウェイカン)/王昶(ワン・チャン)/中国)と異なる国のペアが並ぶ。アジア選手権優勝のアーロン・チア(上写真・右)/ソー・ウィーイク(マレーシア)が、2ランクアップの4位で続く。
インドネシアは組み替えた2ペア、カルナンド/マウラナ(9位)、フィクリ/マーティン(10位)が、それぞれ順位を上げてきた。すぐ上の8位にはグタマ/イスファーニがいて、3ペアが並ぶ形となり、5位には1番手のアルディアント/アルフィアン。トップ10に4ペアを送り込んでいる。
日本勢1番手の保木卓朗/小林優吾は、ケガから復帰したものの目立った成績が残せず、2ランクダウンの17位。トップ10を外れてからの下降をなんとか止めたい。2番手の三橋健也/岡村洋輝(25位)も1ランクダウン。下部大会で準優勝した柴田一樹/山田尚輝の6ランクアップ(66位)が明るい話題だ。
【女子ダブルス】
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1位は唯一の10万ポイント超えで、アジア選手権優勝の譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ/中国)。同準優勝の志田千陽(上写真・手前)/松山奈未が一つ順位を上げて2位となった。トップ10には、中国ペアが3組、日本と韓国のペアがそれぞれ2組ずつ入った状況が続いている。
2番手の中西貴映/岩永鈴(4位)、3番手の福島由紀/松本麻佑(11位)は、それぞれ順位をキープ。大竹望月/髙橋美優が8ランクアップの35位と大きく順位を上げ、日本勢4番手に浮上した。
【混合ダブルス】
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1〜4位は変わらず。蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)、馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)の中国2ペア、ゴー・スーンファット/ライ・シェブロンジェミー、チェン・タンジェ/トー・イーウェイのマレーシア2ペアが並ぶ。中国は6位に郭新娃(グオ・シンワ)/陳芳卉(チェン・ファンフイ)がいて、トップ10に3ペアがいる状況だ。
日本勢トップは緑川大樹(上写真・左)/齋藤夏。アジア選手権準優勝のポイントを加えて2ランクアップの9位と、トップ10圏内に食い込んできた。2番手以降も順位を上げており、6ランクアップの霜上雄一/保原彩夏(38位)、14ランクアップの西大輝/佐藤灯(53位)、4ランクアップの渡辺勇大/田口真彩(58位)という並びになっている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO