4月13日まで開催されたアジア選手権(中国・寧波)に出場した日本代表選手らが、14日に帰国した。日本勢は女子ダブルスの志田千陽/松山奈未と、混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏が準優勝の成績を残しており、帰国直後の囲み取材に応じた。ここでは緑川/齋藤のコメントを紹介する。
アジア選手権の結果はこちら
志田&松山ペアのコメントはこちら
緑川大輝(左)/齋藤夏
――大会を振り返って
緑川 成果のある大会だったと思います。プレー面では、特に変わったところはないですけど、どんな状況でも自分たちのプレーをしようと心がけたことが、結果につながったと思います。
齋藤 今回は5試合を通して自分たちがいいパフォーマンスを出せたし、ベスト8の壁も越えられたので、一つは成長できたんじゃないかなと思います。
――準々決勝では世界ランク2位の馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)に勝利。収穫はあったか
緑川 中国ペアとの試合でも、ミスをなるべく減らして、相手より一つ、二つ多く(球を)返せていたので、ミスをしないアベレージというか、そういうところが、調子がよければ発揮できるとわかったのは、収穫かなと思います。
齋藤 ミドリと話をして、自分が積極的に前をさわりにいく、前だけの意識でやれたことは、いいプレーにつながったのかなと思います。
――齋藤選手は、スペースを突く球出しを効果的に増やせたのでは?
齋藤 自分なりには(意識して)やっていて、できているかなという感じです。ミドリがカバーしてくれる分、自分が前で勝負することが、以前よりはできていると思うので、そこが(前から仕掛けるプレーとして)よくなっているんじゃないかとは思っています。
――1月には、インドネシアマスターズ(Super500)で優勝。全英は初戦負けだったが、ほかは安定して8強入り。昨季までとの違いは?
緑川 攻撃の時間は、昨年より長くなっていると思います。さっき話したミスが少ない部分と、全体的に球のクオリティは上がってきているのかな。そういうところは成長していると思っています。
――パワー勝負をするペアではない分、攻撃時間のキープは鍵になる?
緑川 そうですね。自分もアタック力があるわけではないので、攻撃する時間をキープするところは(後ろを)カバーをしながら、どんなところからでも攻撃に転じるプレーは意識しながらやっています。
――次戦は、スディルマン杯(中国・厦門)。その後もインドネシアオープン(Super1000)など大きな大会が続いていく。どのような意気込みで臨んでいくか
緑川 次は団体戦なので、チームに貢献できるように頑張っていきたいです。今回(強敵に)勝ってしまったので、逆にプレッシャーがありますね(笑)。個人戦は、まずは一つひとつ(の試合)ですけど(ワールドツアー)ファイナルズに自力で出られるようにやっていこうと思います(※昨季は、他選手の欠場により、繰り上がりで初出場)。
齋藤 スディルマン杯では、試合に出させていただいたら、チームに貢献できるように頑張っていきたいです。試合は続くので、一戦一戦、大事に戦っていきたいです。
取材・構成・写真/平野貴也
販売部(0120‐911‐410)