【アジア選手権2025】緑川&齋藤、志田&松山が初の決勝進出!アジア王者に王手!<準決勝結果>

4月12日に開催されたアジア選手権(中国・寧波)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は女子ダブルスの志田千陽/松山奈未と混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏が準決勝を戦い、どちらも決勝進出を果たしている。

準々決勝/4日目
(4月11日)

2回戦/3日目
(4月10日)

1回戦/2日目結果
(4月9日)

予選リーグ&1回戦/初日結果
(4月8日)

この日の第1試合に登場したのは、混合ダブルスの緑川(上写真・右)/齋藤。インドネシアのヒダヤットゥーラー/パサリブとの準決勝に挑むと、第1ゲームは中盤まで競り合ったものの、日本ペアのミスなどで点差を離され、15−21で先制を許す。第2ゲームは、緑川/齋藤が主導権を握り17−12とリードしたものの、ここから相手ペアに追い上げられ20オールに。苦しい状況となったが、緑川の鮮やかなクロスネットなどでポイントを奪い、23−21で制した。ファイナルゲームに入ると再び接戦となったが、11−10から緑川/齋藤が一挙8連続得点。後半はネット前の勝負を制した日本ペアが、21−11で逆転勝利。決勝進出を決めた。

女子ダブルスの志田/松山は、地元中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)と対戦。今季初めてペアを組んで出場となったパリ五輪の金メダルペアは、陳清晨が久々にトップクラスが集う国際大会に出場。第1ゲームは、相手の守備を崩せずに接戦となった志田/松山だったが、15−16から5連続ポイントで抜け出し21-16で先制。第2ゲームに入ると、疲れの色が隠せない陳清晨/賈一凡に対し、志田/松山が持ち味のスピードを生かした攻撃で圧倒。21−10で抑えた日本ペアが勝利を飾り、準決勝を突破した。決勝はライバルの譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ/中国)とアジア女王の称号をかけて激突する。

このほかの種目では、男子シングルスはクンラビット・ビティサラン(タイ)がロー・ケンイゥ(シンガポール)を2-0で退け決勝へ。中国対決となった陸光祖(ルゥ・グァンズ/上写真・左)と李詩灃(リ・シフェン)の勝負は、ファイナルゲームの競り合いを制した陸光祖が決勝へと駒を進めた。

女子シングルスは、地元の陳雨菲(チェン・ユー・フェイ/上写真)と韓悦(ハン・ユェ)が準決勝を制し、決勝に進出。中国決勝が実現した。男子ダブルスはアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)が、梁偉鏗(リャン・ウェイカン)/王昶(ワン・チャン)/中国)に勝利。もう1ペアは、準決勝の大接戦を勝利した陳柏陽(チェン・ボーヤン)/劉毅(リュウ・イー/中国)が決勝進出を決めている。

4月12日(準決勝)の結果、13日(決勝戦)の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準決勝(4月12日)

クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔23−21、21−10〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)52分

陸光祖(中国)②〔19−21、21−10、21−14〕1●李詩灃(中国)78分

▼決勝(4月13日)

クンラビット・ビティサラン(タイ) – 陸光祖(中国)

【女子シングルス】

▼準決勝(4月12日)

陳雨菲(中国)②〔21−11、21−11〕0●シム・ユジン(韓国)34分

韓悦(中国)②〔21−14、21−16〕0●高昉潔(中国)45分

▼決勝(4月13日)

陳雨菲(中国) − 韓悦(中国)

【男子ダブルス】

▼準決勝(4月12日)

陳柏陽/劉毅(中国)②〔13−21、21−18、21−12〕1●マウラナ/カルナンド(インドネシア)63分

A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔21−12、21−14〕0●梁偉鏗/王昶(中国)31分

▼決勝(4月13日)

A・チア/ソーWY(マレーシア) − 陳柏陽/劉毅(中国)

【女子ダブルス】

▼準決勝(4月12日)

譚寧/劉聖書(中国)②〔21−12、21−15〕0●鄭雨/張殊賢(中国)56分

志田千陽/松山奈未②〔21−17、21−10〕0●陳清晨/賈一凡(中国)47分

これまで何度も苦しめられた中国ペアを圧倒した志田(左)/松山。アジア選手権初優勝に王手をかけた

▼決勝(4月13日)

志田千陽/松山奈未 – 譚寧/劉聖書(中国)

【混合ダブルス】

▼準決勝(4月12日)

鄧俊文/謝影雪(香港)②〔21−16、21−17〕0●蒋振邦/魏雅欣(中国)42分

緑川大輝/齋藤夏②〔15−21、23−21、21−11〕1●ヒダヤットゥーラー/パサリブ(インドネシア)62分

逆転勝利で決勝の切符をつかんだ緑川(左)/齋藤

▼決勝(4月13日)

緑川大輝/齋藤夏 – 鄧俊文/謝影雪(香港)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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投稿日:2025/04/12
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