【高校選抜2025】2種目で1年生の健闘が光る熱戦続出!〈女子個人〉

競技3日目を迎えた「第53回全国高校選抜大会」は25日、石川県金沢市・いしかわ総合スポーツセンターで男女ともに個人戦がスタート。ダブルスの1回戦から準々決勝までと、シングルスの1~2回戦が実施され、ダブルスはベスト4、シングルスはベスト8が、それぞれ出そろった。ここでは女子のダイジェストをお伝えする。

【女子ダブルス】

前日、団体戦で選抜5連覇と春夏9連覇を達成した柳井商工のエースダブルス、大津妃奈乃/中原心優がベスト4入りを決めた。1回戦は東谷悠妃/工藤彩歩(青森山田)、2回戦は榎本紗楓/八嶋未來(埼玉栄)と手強い相手が続いたが、いずれもストレート勝ちで勢いに乗り、準々決勝も2ゲームで決着。卓越した技術とともに、秀でたスタミナも証明した。

畠山想来(左)/山北莉緖(ふたば未来学園)は、団体戦からの勢いを持続してベスト4入りを果たした

団体戦3位入賞校からは、髙田亜美/永渕友梨華(佐賀女子)の2年生・1年生ペアと、1年生ペアの畠山想来/山北莉緖(ふたば未来学園)が個人戦初日を突破。髙田/永渕は8本オールの完勝で滑り出し、準々決勝では柳井商工のレギュラーメンバー、橋村妃翔/松本紗季に20-22、21-12、21-9で逆転勝ち。畠山/山北も準々決勝をファイナル逆転でものにし、4強に名乗りを上げた。

2022年全中チャンピオンの米本宙那(左)/山中杏哩(四天王寺)が、強い気持ちを見事に合わせて準決勝進出

もう1組のベスト4は、米本宙那/山中杏哩(四天王寺)。団体戦が準々決勝で終わった悔しさをぶつけるかのように、昨夏のインターハイ覇者で2年生の米本と、1年生の山中が気持ちのこもったプレーを遂行し、3試合すべてストレートで勝利を収めた。

【女子シングルス】

1年生の活躍が目立ったシングルス。写真上から、準々決勝へ駒を進めた大石夢陽(ふたば未来学園)、浅野真央(青森山田)、河村実里(埼玉栄)

シングルスは、有力選手を破った1年生が光り輝いた。大石夢陽(ふたば未来学園)が全日本ジュニア女王の永渕友梨華(佐賀女子)に、河村実里(埼玉栄)が前年準優勝の白川菜結(柳井商工)に、そして浅野真央(青森山田)が四天王寺の主将で実力者の神尾朱理に、いずれもファイナルゲームで勝利。ファイティングスピリットを前面に押し出して殊勲の白星を挙げ、ベスト8入りを果たした。

そのほかには、中原心優(柳井商工)と東谷悠妃(青森山田)、昨年の選抜8強の山川唯奈(高松商)と佐々木弥都(新田)、インターハイ8強の伊藤菜央加(名古屋経済大市邨)が最終日への切符を手にした。

 

★26日の対戦カード

【女子ダブルス】

▼準決勝

米本宙那/山中杏哩(四天王寺) ― 髙田亜美/永渕友梨華(佐賀女子)

大津妃奈乃/中原心優(柳井商工) ― 畠山想来/山北莉緖(ふたば未来学園)

【女子シングルス】

▼準々決勝

大石夢陽(ふたば未来学園) ― 中原心優(柳井商工)

東谷悠妃(青森山田) ― 山川唯奈(高松商)

浅野真央(青森山田) ― 伊藤菜央加(名古屋経済大市邨)

佐々木弥都(新田) ― 河村実里(埼玉栄)

 

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取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

投稿日:2025/03/25
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