【高校選抜2025】柳井商工や青森山田などの実力上位校が順調に発進!<女子団体>

『第53回全国高校選抜バドミントン大会』が、23日に石川県金沢市で開幕した。競技初日となったこの日は、男女ともに団体戦の1回戦から3回戦までが実施され、ベスト8が出そろった。ここでは、女子団体のダイジェストをお伝えする。

【女子団体】

柳井商工の主将で大黒柱の白川菜結。初日は3回戦の第1単で快勝し、大きな存在感を見せた

1回戦から熱戦が相次いだ、女子団体戦初日。そのなかで、まず順調な滑り出しを見せたのは、選抜5連覇、春夏通算9連覇をめざす柳井商工(山口)だった。第1シードで2回戦から登場し、文化学園長野(長野)に3-0で快勝。続く3回戦では、西武台千葉(千葉)を同じく3-0で破り、ベスト8入りを決めた。

キャプテンでエースの白川菜結を中心に、単複とも充実の戦力。頂上制覇に向けて視界は良好といえそうだ。「初戦は緊張もありましたが、ゲームの流れにうまく乗れました。明日もチャレンジすることを楽しんで、試合ごとに成長してほしいと思います」と、竹光唯至監督。競技2日目初戦の準々決勝では、作新学院(栃木)と対戦する。

また、優勝候補のグループに位置する有力校も、それぞれに実力の高さを発揮して勝ち上がった。昨年の春夏準優勝の青森山田(青森)は、新潟青陵(新潟)と滋賀短大附(滋賀)に、いずれも3-0で勝利。「新チーム初の団体戦で硬さや緊張もありましたが、ねばりきって勝利できました。昨年は選抜、インターハイともに2位だったので、全員の力を合わせて、なんとか優勝を勝ち取りたい」と、藤田真人監督。

青森山田の勘傳歩美は3回戦で第1単を務め、我慢強い攻守でファイナル勝利。チームの準々決勝進出を決めた

前年の春夏連続で3位の四天王寺(大阪)と埼玉栄(埼玉)も、隙を見せずに2回戦からの2対戦を押さえた。四天王寺は主将・神尾朱理と米本宙那、埼玉栄は榎本紗楓/八嶋未來という頼もしい得点源がチームを力強く牽引。次のラウンドでも、躍動感あふれるパフォーマンスでメンバーを鼓舞してくれるだろう。

そのほか、ふたば未来学園(福島)、聖ウルスラ学院英智(宮城)、佐賀女子(佐賀)が3回戦を突破。ベスト8に名乗りを上げた。明日の24日は男女とも、団体戦の準々決勝から決勝までが行なわれる予定だ。

 

【女子団体・準々決勝対戦カード】

柳井商工(山口)-作新学院(栃木)

ふたば未来学園(福島)-四天王寺(大阪)

埼玉栄(埼玉)-聖ウルスラ学院英智(宮城)

佐賀女子(佐賀)-青森山田(青森)

 

◆女子団体初日(1~3回戦)の結果はこちら

◆男子初日のダイジェストはこちら

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

投稿日:2025/03/23
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