3月26日と27日の2日間、『令和6年度全国公立高等学校バドミントン研修大会-Supported by TEAM JOSAI-(第3回大会)』が、東京および埼玉にて開催される。後援はスポーツ庁、埼玉県教育委員会ほか。
この大会は、東京・埼玉の若手指導者らが中心となり、東北・北信越・東海・近畿・四国・九州の各地域の公立高校顧問に協力を呼びかけ、実現。全国各地域の2位~4位の公立高校から参加校を募集し、他地域のチームとの交流を通して競技力の向上をめざす。
同時期に金沢で行なわれている全国選抜大会への出場はかなわなかった中で、今年8月に山口県で開催されるインターハイ出場をめざすことが大きなテーマ。「公立から、山口をめざせ」が大会スローガンとなっている。
大会開催の背景については、以前より、「全国私学大会があるなら、全国公立大会もあってほしい」といった生徒や顧問の声があり、そのような声を受けて、2年前に有志で計画が立ち上がった。ただし、色々な競技を調べても、全国規模で公立高校大会をやっている前例は日本になく、本当にできるのか未知数なところも多かったという。特に、公立高校は旅費の関係で出張の自由度が低く、「参加したいけど許可が下りず断念した」といった学校も多くあった。しかし、大会開催に尽力する関係者が、1校1校電話をかけ、要項を送るといった地道な作業を経て、2023年3月に第1回大会を開催することができ、今年で3回目の開催となる。
以下は実行委員会コメント。
東日本担当委員長 小島治哉(埼玉)・西日本担当委員長 倉野勉侑(京都)
「開催を重ねていくうちに参加地域も徐々に増えていきました。今年度は、最北は宮城、最南は鹿児島ですが、様々なハードルを乗り越え、将来的に全ての都道府県から参加していただき、全国私学大会のように安定した開催ができる大会となることをめざしています。
公立高校のチーム編成は、原則として県内出身の選手のみで、中学校のときに実績を残した選手ばかりではありません。そのような中でも、中学校・高校で初めてラケットを握った選手も含めて、チーム全体の底上げに取り組んでいる熱心なチームは全国に多くあります。本大会はトーナメントで行ないますが、公立高校同士で切磋琢磨しながら、日頃の練習の成果を発揮・確認する場として、またインターハイ出場をめざすという志を共有する場として、選手たちのレベルアップに寄与できるよう、選手ファーストで運営していきたいです」
3月26日の競技は、男子は埼玉県のサイデン化学アリーナ、女子は同じく埼玉県の所沢市民体育館で実施。27日は、男子は東京都のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)、女子は同じく東京都の武蔵野の森総合プラザとエスフォルタアリーナ八王子で行なわれる。
なお、入場・観覧は自由。
詳しくは、大会ホームページにて。
https://sites.google.com/view/zenkoku-kouritsu-bad/