2月15日に開催されたアジア混合団体選手権(中国・青島)5日目は、決勝トーナメント・準決勝が行なわれた。準々決勝でインドを3-0で下しBWFスディルマン杯(中国・廈門)の出場権を獲得している日本は、強敵である地元中国と対戦した。
前日のインド戦で快勝した日本は、若手中心で挑む中国と激突。第1試合の混合ダブルスは、日本が先制。準々決勝でも白星を手にした緑川大輝/齋藤夏が15本、16本で相手ペアを退け、貴重なポイントを奪う。しかし、女子シングルスの宮崎友花は、2024年世界ジュニア優勝の徐文婧(シュー・ウェンジン)に、0-2で敗戦。男子シングルスの田中湧士も、同じく昨年の世界ジュニア優勝・胡哲安(フー・ツェアン)にファイナルゲームで敗れた。
後がない日本は、女子ダブルスの櫻本絢子/五十嵐有紗が登場。パリ五輪金メダリストの陳清晨(チェン・チンチェン)と若手選手が組んだペアと対戦すると、櫻本/五十嵐が第1ゲームを16本で先制。第2ゲームも日本ペアが18本で制し、2-2のタイに持ち込んだ。
勝敗が決まる第5試合は、男子ダブルス。日本は三橋健也/岡村洋輝で勝負に出ると、第1ゲームは20オールの接戦を日本ペアが奪う。第2ゲームは17本で取られたものの、最終ゲームは三橋/岡村が先行して14-8とリード。このまま逃げ切りたかった日本ペアだが、中盤は相手の勢いに押されて12-15。その後も相手の得点を止めらず、三橋/岡村が15-21で敗戦。日本は2-3で中国に敗れ、ベスト4に終わった。
2月15日に行なわれた準々決勝の結果は以下の通り。
▼準決勝(2月15日)
日本(グループC1位)2−3 中国(グループA1位)
XD緑川大輝/齋藤夏②〔21−15、21−16〕0●高家炫/吳夢瑩39分
WS宮崎友花●0〔16−21、17−21〕②徐文婧46分
MS田中湧士●1〔21−7、17−21、11−21〕②胡哲安64分
WD櫻本絢子/五十嵐有紗②〔21−16、21−18〕0●陳清晨/王汀戈60分
MD三橋健也/岡村洋輝●1〔22−20、17−21、15−21〕②黄荻/陳旭君74分
インドネシア(グループB1位)3−2 タイ(グループC2位)
▼決勝(2月16日)
中国 − インドネシア
文/バドミントン・マガジン編集部