2月14日に開催されたアジア混合団体(中国・青島)4日目は、決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。予選リーグのグループCを首位で通過している日本は、準々決勝でグループD2位のインドと対戦した。
勝てばベスト4入りが決まり、4月27日に開幕するBWFスディルマン杯(中国・廈門)の出場権が手に入る重要な戦い。一瞬も気が抜けない勝負で、先制したのは日本。混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏が、ファイナル勝負の競り合いを制してインドにプレッシャーをかける。続く女子シングルスに、日本は宮崎友花を起用。初対戦となったマルビカ・バンソドに対し、宮崎は第1ゲーム12本で先制すると、第2ゲームは15−17から4連続得点で逆転し、終盤もそのまま振り切って勝利。日本が2-0とした。
第3試合の男子シングルスで勝てば、日本の勝利。ここで登場したのは西本拳太。インドのベテラン、プラノイ・H.S.との勝負は、第1ゲームを西本が21−14で先取する。第2ゲームはプラノイに取り返されて、ファイナルゲームに突入。負けられない勝負は、前半に西本が積極的にスマッシュを打ち込み6-0とリード。中盤、15-12まで迫られた西本だったが、ここから連続得点で引き離し21-12で勝利。日本が3-0でインドを下して準決勝進出を決めた。
このほか、中国と香港の勝負は中国が3-2で辛勝。タイは韓国を、インドネシアは台湾を下して準決勝に進出している。日本は準決勝で中国と激突する。
2月14日に行なわれた準々決勝の結果は以下の通り。
決勝トーナメント
▼準々決勝(2月14日)
日本(グループC1位)3−0 インド(グループD2位)
XD緑川大輝/齋藤夏②〔21−13、17−21、21−13〕1●カピラ/クラスト61分
WS宮崎友花②〔21−12、21−19〕0●マルビカ・バンソド38分
MS西本拳太②〔21−14、15−21、21−12〕1●プラノイ・H.S.77分
中国(グループA1位)3−2 香港(グループB2位)
インドネシア(グループB1位)3−0 台湾(グループA2位)
タイ(グループC2位)3−2 韓国(グループD1位)
▼準決勝(2月15日)
日本 – 中国
インドネシア – タイ
文/バドミントン・マガジン編集部