2月11日にアジア混合団体選手権が中国・青島で開幕した。今年4月27日から5月4日に行なわれるBWFスディルマン杯(中国・廈門)の出場国を決めるこの大会は、アジア各国から12チームが参加(フィリピンは辞退)。予選となるグループリーグは4つに分かれて行ない、3チーム中上位2チームが決勝トーナメントに進出して優勝を争う。日本は2017年の第1回大会で優勝。19年には準優勝の成績を収めており(23年の前回大会はベスト8)、今年は8年ぶりとなるタイトル奪還をめざして強豪国との戦いに挑む。
タイ、カザフスタンと同じグループCに入った日本は、大会初日の予選リーグ第1戦でカザフスタンと対戦。若手とベテランをバランスよく起用した日本勢は、第1試合に組まれた混合ダブルスの西大輝/佐藤灯が、10本、9本で快勝。女子シングルスの杉山薫も2-0で勝利すると、続く男子シングルスの西本拳太も8本、4本で制して日本の勝利が確定。女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴、男子ダブルスの霜上雄一/野村拓海がともに2-0で勝利し、日本は5-0でカザフスタンを退けた。日本は13日にタイと対戦する。
そのほかの試合は、グループAの中国がシンガポールに3-2で勝利。若手メンバーを中心に挑む中国に対し、シンガポールは混合ダブルスと男子シングルスで白星を奪って接戦に持ち込んだ。グループBはインドネシアが香港に勝利。グループDは、シード国の韓国がマカオを5-0で制している。
2月11日の予選リーグ第1戦の結果は以下の通り。
▼グループC
日本(1勝)5−0 カザフスタン(1敗)
XD西大輝/佐藤灯②〔21−10、21−9〕0●パナリン/ズマベク24分
WS杉山薫②〔21−3、21−7〕0●カミラ・スマグロワ20分
MS西本拳太②〔21−8、21−4〕0●マクシュット・タジブルラエフ23分
WD中西貴映/岩永鈴②〔21−5、21−6〕0●ラマトラエフ/ズマベク21分
MD霜上雄一/野村拓海②〔21−10、21−8〕0●ニヤゾフ/パナリン22分
▼グループA
中国(1勝)3−2 シンガポール(1敗)
▼グループB
インドネシア(1勝)5−0 香港(1敗)
▼グループD
韓国(1勝)5−0 マカオ(1敗)
文/バドミントン・マガジン編集部