1月26日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(ジャカルタ/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本からは混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏が、久々のツアー優勝に挑んでいる。
最終日の第1試合に登場した緑川/齋藤(上写真・右)は、中国の郭新娃(グオ・シンワ)/陳芳卉(チェン・ファンフイ)と対戦。第1ゲームは前半からペースを握った緑川/齋藤が、16−8と大量リード。後半は相手ペアも点差を詰めてきたが、しっかり振り切って21−15で先制する。
第2ゲームも序盤から競り合う展開となり、10−9と拮抗。すると、ここから緑川/齋藤が5連続得点で突き放し15−9と先行する。中国ペアもスピードを上げて16オールまで持ち込んだが、攻撃の姿勢を最後まで崩さなかった緑川/齋藤が21−17で勝利。ツアー上位大会では、2023年カナダOP以来のタイトル獲得となった。
男子シングルスは、パリ五輪銀メダリストのクンラビット・ビティサラン(タイ/上写真)が、ジョナタン・クリスティ(インドネシア)をファイナルゲーム18本で制してV。女子シングルスは、ベテランのラチャノック・インタノン(タイ)が2022年マレーシアOP(S1000)以来のツアー制覇を達成した。
女子ダブルスは韓国の孔熙容(コン・ヒヨン)/金ヘジョンが、マレーシアのティナー/タンを制して優勝。男子ダブルスは、地元インドネシアのアルディアント/アルフィアンを抑えたティー・カイウン/マン・ウェイチョン(マレーシア)が頂点に立っている。
1月26日(決勝)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔18−21、21−17、21−18〕1●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)77分
【女子シングルス】
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−18、21−17〕0●シム・ユジン(韓国)ベスト48分
【男子ダブルス】
ティーKW/マンWC(マレーシア)②〔21−11、21−19〕0●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)38分
【女子ダブルス】
孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)②〔21−12、17−21、21−18〕1●ティナー/タン(マレーシア)74分
【混合ダブルス】
緑川大輝/齋藤夏②〔21−15、21−17〕0●郭新娃/陳芳卉(中国)34分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO