1月19日に開催されたBWFワールドツアー・インドOP(ニューデリー/Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は、女子ダブルスの櫻本絢子/五十嵐有紗が、ペアとしてのツアー初優勝をめざして決勝のコートに立った。
結果
昨年9月からペアを組み始めた櫻本(上写真・右)/五十嵐は、今大会が熊本マスターズ(S500)、中国マスターズ(S750)に続きワールドツアー3戦目。上位進出をめざして挑んだ2人は、準々決勝と準決勝で中国の上位ペアを下しツアー初優勝に王手をかけた。その決勝の相手は、序盤から強敵に連勝して勝ち上がってきた韓国の孔熙容(コン・ヒヨン)/金ヘジョン。こちらも昨年からパートナーを組み替えてツアー大会を転戦しているペアだ。
最終日の第1試合に組まれた女子ダブルス決勝。第1ゲームを先制したのは櫻本/五十嵐だ。8オールから5連続ポイントを奪うと、後半もそのまま点差を広げて21-15。優勝に王手をかける。第2ゲームに入ると、第1ゲーム同様に前半は競り合いとなり10オールとなったが、後半からリードを奪ったのは日本ペア。相手の強打をさばきながらチャンスを広げ、8連続得点で18-10。終盤もきっちり相手を抑えた櫻本/五十嵐が、最後は21-13で勝利しツアー初優勝。日本勢としてはマレーシアOP(S1000)を制した福島由紀/松本麻佑に続き、2大会連続で女子ダブルスのタイトルを獲得した。
このほか、女子シングルスは、前週マレーシアOPに続きアン・セヨン(韓国/上写真)がV達成。男子ダブルスはマレーシアのゴーSF/N・イズッディンが制し、混合ダブルスは中国の蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)がフランスペアを2-0のストレートで退けて優勝を果たした。
男子シングルスの第一人者であるビクター・アクセルセン(デンマーク)が、香港の李卓耀(リー・チェクイゥ)を下して今季初V。ツアー上位大会としては、昨年9月の香港OP(S500)以来の優勝となった。
決勝戦(1月19日)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−16、21−8〕0●李卓耀(香港)41分
【女子シングルス】
アン・セヨン(韓国)②〔21−12、21−9〕0●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)40分
【男子ダブルス】
ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)②〔21−15、13−21、21−16〕1●徐承宰/金ワンホ(韓国)53分
【女子ダブルス】
櫻本絢子/五十嵐有紗②〔21−15、21−13〕0●孔熙容/金ヘジョン(韓国)46分
【混合ダブルス】
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−18、21−17〕0●ジケル/デリュウィ(フランス)43分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO