1月11日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアOP(クアラルンプール/Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は女子ダブルスの福島由紀/松本麻佑、男子シングルスの奈良岡功大が決勝をかけてライバルたちとの戦いに挑んだ。
結果
準々決勝で世界ランク2位の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナ(韓国)を下した福島(上写真・右)/松本は、準決勝で中国の李怡婧(リ・イージン)/羅徐敏(ルオ・シュミン)と対戦。日本代表の松友美佐紀/志田千陽を準々決勝で下した中国ペアに対し、福島/松本は、テンポのいい攻撃を展開して第1ゲームを先制。12オールから8連続得点で相手を突き放した。
第2ゲームに入ると、お互いに主導権を譲らず接戦。一進一退の攻防は20オールにもつれたが、最後は福島/松本がねばり強く相手の攻撃をしのいで23-21で勝利。決勝の切符をつかんだ。決勝は、準決勝の中国対決を制した賈一凡(ジャ・イーファン)/張殊賢(ツァン・シューシェン)と対戦する。
男子シングルスの奈良岡(上写真)は、2回戦で日本の渡邉航貴を下したアンダース・アントンセン(デンマーク)と対戦。第1ゲームは相手にリードを奪われ、14-21で先制を許す。逆転をねらって第2ゲームを戦うも、奈良岡はなかなかペースをつかめず14-21でストレート負け。決勝進出はならなかったが、今年最初の大会でベスト4の成績を残した。
このほか、女子シングルスは世界ランク1位のアン・セヨン(韓国/上写真)と、2024年ツアーファイナルズ女王の王祉怡(ワン・ジーイ/中国)が決勝に進出。混合ダブルスは中国のエース、馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と、熊本マスターズ優勝のデチャポル/スピッサラ(タイ)が激突する。
1月11日(準決勝)の結果、1月12日(決勝戦)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(1月11日)
石宇奇(中国)②〔16−21、21−5、21−12〕1●李詩灃(中国)65分
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−14、21−14〕0●奈良岡功大57 分
▼決勝(1月12日)
石宇奇(中国) − アンダース・アントンセン(デンマーク)
【女子シングルス】
▼準決勝(1月11日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−14、21−18〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)50分
王祉怡(中国)②〔21−16、21−12〕0●ポルンピチャ・チョウェイキウォン(タイ)
▼決勝(1月12日)
アン・セヨン(韓国) − 王祉怡(中国)
【男子ダブルス】
▼準決勝(1月11日)
陳柏陽/劉毅(中国)②〔24−26、21−16、21−15〕1●ティーKW/マンWC(マレーシア)77分
徐承宰/金ワンホ(韓国)②〔21−10、21−15〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)
▼決勝(1月12日)
徐承宰/金ワンホ(韓国) − 陳柏陽/劉毅(中国)
【女子ダブルス】
▼準決勝(1月11日)
賈一凡/張殊賢(中国)②〔19−21、21−16、21−17〕1●譚寧/劉聖書(中国)91分
福島由紀/松本麻佑②〔21−13、23−21〕0●李怡婧/羅徐敏(中国)61分
▼決勝(1月12日)
福島由紀/松本麻佑 – 賈一凡/張殊賢(中国)
【混合ダブルス】
▼準決勝(1月11日)
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−19、21−14〕0●チェンTJ/トーEW(マレーシア)50分
デチャポル/スピッサラ(タイ)②〔17−21、21−12、21−16〕1●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)63分
▼決勝(1月12日)
馮彦哲/黄東萍(中国) − デチャポル/スピッサラ(タイ)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO