日本一を争う「第78回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日から30日まで東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催。大会最終日の12月30日は、各種目決勝戦を実施。ここでは決勝を争った選手たちのコメントを紹介する。
混合ダブルス
柴田一樹(左)&篠谷菜留
(NTT東日本)
決勝結果:西大輝/佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO)が第2ゲーム途中で棄権のため、優勝
篠谷 相手のアクシデントで終わってしまったが、最後、しっかりと勝ち切れたのはよかった。序盤は、柴田のロブアウトが多かったが、技術より緊張しすぎていたのだと思う。4月に代表を引退してチームで女子ダブルスをメインにやってきた。体もきつい中、気持ちをもち続けることが難しくなりかけたが、チームのために力になれればと思ってやってきた。混合ダブルスでというカタチだけど、最後は最高の結果で1年をやり切れたと思う。今後はチームで女子ダブルスのコーチをする予定。難しさがあると思うが楽しんで、後輩たちを強くして代表に送り出せるように頑張りたい。
柴田 5試合ともすごく楽しくできた。今日は、決勝で緊張してしまって体がこわばって力加減がわからなくなる、初心者みたいなところがあったけど、イレブン(のインターバル)で川前(直樹)監督や篠谷さんから「いつも通りに楽しくやろうよ」と言われて、修正できた。メインの男子ダブルスがベスト8で負けて、かなり悔しいが、全日本総合優勝で今年を終われてよかった。来年は、男子ダブルスで優勝できるように頑張る。どちらの種目でも自分がやるプレーはあまり変わらない。混合ダブルスで優勝できて少しは成長を感じられた。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部、平野貴也