日本一を争う「第78回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日から30日まで東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催。大会4日目の28日は、各種目準々決勝を実施。ここでは注目選手のコメントを紹介する。

男子シングルス

武井凜生（NTT東日本）

準々決勝結果：秦野陸（トナミ運輸）に2-0で勝利

相手のスマッシュが思っていた以上によくて、そこの準備、対応がちょっと遅れてしまった。でも、1ゲーム目の後半と、2ゲーム目はそれを頭に入れつつ、どうやったら打たれないかとか、打ったあと、打たれたあとの処理をどうしようかっていうところでしっかり作戦立てていけたから、焦らずできたと思います。

（昨日に続いて代表選手を撃破したことについては）練習してきたことが出た、それがちゃんと出せたのがよかったので自信にはなりますけど、そこに勝ったから海外で勝てるかと言われたら、多分そういうわけではない。満足せずに練習して、海外でも勝てればいいかなと思います。

明日はどっちが相手でも代表などで経験を積んでます。ただ、相手が海外で経験積んでる以上にこっちは日本で練習してるっていう自信だけはあるので、そこは強い気持ちを持って、自信を持ってやっていきたいと思います。

田中湧士（NTT東日本）

準々決勝結果：沖本優大（BIPROGY）に2-0で勝利

相手をできるだけ走らせようという戦略で、第1ゲームで逆転できたのはよかったですが、ミスが出たり決め急いだり、安定しませんでした。昨日、一昨日に比べていい感覚でできた局面もありますが、うまくかみ合っていませんね。海外であまりいい結果が出なく、無意識にそれを引きずっているかもしれません。前回優勝したときと今では背負うものが違います。パリ五輪のあとのこの大会は、ロスに向けてのひとつのステップ。優勝を目指し、明日以降は急ぎすぎず、ミスをせず、待って我慢しながらプレーしたいです。

取材・構成／吉井信行、楊順行