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【全日本総合バドミントン2024】「最後に僕のイージーなミスが増えた」(渡辺勇大)「優勝したい気持ちが強くなったので、ここで負けてしまったのはすごく悔しい」(田口真彩)<選手コメント/準々決勝-2>

日本一を争う「第78回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日から30日まで東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催。大会4日目の28日は、各種目準々決勝を実施。ここでは注目選手のコメントを紹介する。

混合ダブルス

渡辺勇大(右)&田口真彩(BIPROGY/ACT SAIKYO)

準々決勝結果:古賀輝/福島由紀(NTT東日本/岐阜Bluvic)に0-2で敗戦

――試合を終えて

渡辺 優勝を目指してやってきたので、やっぱり悔しいです。

田口 本当に優勝したい気持ちが強くなったので、ここで負けてしまったのは、すごく悔しいです。

 ――1ゲームを取られたときの心境は?

渡辺 焦りは、なかったです。

田口 1ゲーム目は、やっぱり、自分が初めてこういう大きな舞台に出たので、緊張があったと思いますし、2ゲーム目も緊張があったと思います。

 ――手応えがあった部分は?

渡辺 攻撃の形の連続性は、よかったかなと思います。悪かった点は、1ゲームも2ゲームも、最後に僕のイージーなミスが増えて焦ってしまったところ。

田口 攻撃は、本当によくなってきているのかなとは思いますが、やっぱり課題は、守備ですぐに決められてしまうので、もっと守備を強く、堅くしたいです。

――リードしては追いつかれる展開。点の取り方の問題は?

渡辺 いや、悪くなかったかなと思います。本当、最終盤のところで僕のミスが増えた。本当にそこだけだったかなと思います。田口の前衛での勝負とか、僕がスマッシュを打ったあとの前での働きは、本当にすばらしかったと思います。ミスが増えたのは、勝ちたい気持ち、じゃないですかね。

――田口選手はサービスで苦しんだ印象ですが

田口 20オールからサービスがうまくいかなかったので、もっと自信を持って打てるようにしたいです。基本的に、サービスがヘタクソ。終盤でいろいろな感情があった中で、タイミングもわからないまま打ってしまって、もったいなかったと思います。サービスまわりでは、古賀さんにも福島さんにも終盤はやられてしまったので、そういう駆け引きをもっとうまくなりたいです。

――福島さんのようなディフェンス力もスピードもある選手と戦ってみて、何を伸ばすべきと感じた?

田口 攻めもディエンスも全部に差がある。少しずつしか成長できないとは思いますけど、 ああいう、オールマイティーに強い選手になりたいなと思います。

――先ほど渡辺選手が言っていましたが、田口選手が前で止める、突くという部分はよかったと思う。デビュー戦の全日本社会人は前衛対決で負けたような試合だったが、今回は違う。手応えは?

田口 やっぱり海外の選手の方が速い展開が多いので、そこに関しては自信を持って前で勝負にいけたのかなと思いますし、やっぱり勇大さんが後ろから打つコースがすごいので、自分も前衛はやりやすかったです。社会人選手権のときは、自分が何もできずに終わってしまった大会で、本当に悔しかったので、とにかく勇気をもって前で(球を)つかまえて、連続性を持ってやるところは練習でもやってきましたし、それを試合で出すことが大事だと思っているので、そこはよかったです。

――今日、相手のプレーに関しては、どういう印象か

渡辺 個人能力がすごく長けている選手たち。本当に、そこに尽きる。連動性の部分ではこちらが勝っていたと思うし、前での勝負の部分でも田口が優位に立てた場面が多かった。やっぱり(勝敗の差は)こっちの簡単なミスと、相手のミスの少なさ。(最後にバックアウトが増えたが?)もちろん、ミスはしたくないですけど、そこを計算できなかった僕の技術と 判断能力の不足。まだまだだなと思いました。

 ――今後は?

渡辺 前から話をさせてもらっている部分。僕らだけでは決められない部分もたくさんあるので、話し合って決めます。

――来年に向けて

渡辺 まずは休んで、来年はどこの大会からか分からないですけど、やっぱり勝てる選手でいたいなという気持ちです。

――ペアを組んできた半年をどう感じた?

田口 勇大さんからバドミントンやいろいろな話を聞いたり、一緒に練習をしたりしてもらって、スキルも含めていろいろな部分が成長したと思う。自分にとって充実した半年だったので、来年に向けて自分の中で厳しく練習を頑張っていきたいです。

 取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

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