【全日本総合バドミントン2024】好調の霜上&保原が準々決勝進出!注目ペアの渡辺&田口は2-0で快勝し8強入り!<2回戦/混合ダブルス結果>

日本の頂点をかけて争われる78回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。大会3日目は、各種目の2回戦と女子シングルスの3回戦が行なわれた。ここでは、混合ダブルスのダイジェストを紹介する。

混合ダブルス
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【混合ダブルス】

大会3日目、朝一番に入った混合ダブルス。前日の初戦から好調を維持しているのが、日本B代表の霜上雄一(上写真・左)/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)だ。5月の日本ランキングサーキット準々決勝でも対戦して勝っている、小川航汰/水津優衣(ジェイテクトStingers/ACT SAIKYO)を相手に、21−12、21−14。決めにいくカタチをつくるための堅実なラリーに加え、サウスポーの保原がクロススマッシュをノータッチで決めるなど、持ち味を発揮した。二人が重なる場面もあったが、笑顔で手を合わせ、コーチ席からのアドバイスにもしっかり反応。「自分のやることをしっかりやろうと思って入っている」(保原)、「1試合1試合、集中して気を抜かずに」(霜上)と、気持ちを合わせて準々決勝に挑む。

準々決勝で霜上/保原と対戦するのが、全日本社会人準優勝の柴田一樹/篠谷菜留(NTT東日本)。男子ダブルスで前日の最終試合を戦った柴田だが、朝一番の試合でも疲れた様子を見せず。前でのプレーに徹する篠谷を信じて、得意のジャンプスマッシュを打ち込み、最後の1点まで大きな声とガッツポーズ。荒井大輝/畑末真緒(レゾナック)に2−0で勝利した。

全日本社会人で柴田/篠谷に勝って優勝したのが、古賀輝/福島由紀(NTT東日本/岐阜Bluvic)。動きのいい林谷理貴/古川彩乃(三菱自動車京都/Cheerful鳥取)に対し、男女ダブルスA代表として培ってきた正確なショットで、前後左右に走らせ、確実に削っていった。また、主に前衛で戦ってきた古賀と、驚異のカバー力と鉄壁のレシーブ力を持つ福島らしく、古賀がネット前に突っ込み、福島がカバーするシーンも。二人らしいプレーを見せながら、自身初の混合ダブルスでのベスト8入りを決めた。

古賀/福島と準々決勝で対戦するのが、渡辺勇大(上写真・右)/田口真彩(BIPROGY/ACT SAIKYO)。新たなペアとして大注目を集める中、井上誠也/須藤海妃(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)に2−0で勝利。初戦を終えて、「ペアとしての連携は、まだ1〜2%」と話していた渡辺だが、自らのショットで点を取るだけでなく、相手の取りづらいところに打ち、ミスを誘って点を取れるのも強み。初戦は緊張したという田口も、「攻撃がよかったから気持ちにも余裕があった」といい動きを見せ、左サイドからクロスプッシュを決めるなど、サウスポーらしいプレーも光った。準々決勝に向けて、「格上の相手だと思っているので、本当に向かっていくだけ。がむしゃらでもいいし、1点の取り方にこだわっていく」と渡辺。挑戦者の気持ちでコートに向かう。

A代表ペアの緑川大輝/齋藤夏(NTT東日本/ACT SAIKYO)、は、家壽多慶太/新見桃芭(大同特殊鋼/広島ガス)に2−1で勝利。第1ゲームを奪われる展開から勝利をつかんだ。準々決勝は、西川裕次郎/今井優歩(滋賀県スポーツ協会/YAMATO奈良)と対戦。元・NTT東日本の西川は緑川の先輩にあたり、齋藤と今井は女子ダブルスでペアを組む。やりづらさを乗り越えて勝利をつかむのはどちらだろうか。

B代表ペアの西大輝/佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO)は、初戦に続き2−0で勝利。ランキングサーキット準優勝の下農走/大澤陽奈(金沢学院クラブ/ACT SAIKYO)と、ベスト4をかけて対戦する。

▼2回戦(12月27日)

緑川大輝/齋藤夏(NTT東日本/ACT SAIKYO)②〔18−21、21−9、21−11〕1●家壽多慶太/新見桃芭(大同特殊鋼/広島ガス)

西川裕次郎/今井優歩(滋賀県スポーツ協会/YAMATO奈良)②〔21−10、24−22〕0●大関修平/志波寿奈(大同特殊鋼/広島ガス)

霜上雄一/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)②〔21−12、21−14〕0●小川航汰/水津優衣(ジェイテクトStingers/ACT SAIKYO)

柴田一樹/篠谷菜留(NTT東日本)②〔21−15、21−15〕0●荒井大輝/畑末真緒(レゾナック)

西大輝/佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO)②〔21−10、21−17〕0●三上楓/山口萌(三菱自動車京都/レゾナック)②〔21−13、21−18〕

下農走/大澤陽奈(金沢学院クラブ/ACT SAIKYO)②〔17−21、23−21、21−17〕1●吉田翼/関野里真(日本体育大)

▼準々決勝(12月28日)

緑川大輝/齋藤夏 − 西川裕次郎/今井優歩

霜上雄一/保原彩夏 − 柴田一樹/篠谷菜留

西大輝/佐藤灯 − 下農走/大澤陽奈

古賀輝/福島由紀 − 渡辺勇大/田口真彩

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取材/バドミントン・マガジン編集部、吉井信行、平野貴也

写真/井出秀人

投稿日:2024/12/27
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