日本一を争う「第78回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日、東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザで開幕した。大会初日は各種目の予選が行なわれている。女子ダブルスでは、福島由紀/松本麻佑が予選を突破し、本戦出場権を獲得。福島/松本の予選勝利後のコメントを紹介する。
女子ダブルス
福島由紀(右)&松本麻佑
(岐阜Bluvic/ほねごり相模原)
予選2回戦:渡邉楠令帆/増永優香(小国高校教職員/西原村教育委員会職員)に勝利し、本戦入り
――試合を終えて
福島 昨年の全日本総合には出ていないので、久しぶりだなという気持ちで入りました。今日は楽しもうかなという気持ちがありました。
松本 私も去年は出場していないので、久しぶりの出場。今日は予選なので、しっかり体を動かしていこうと思って試合に入って、それができたと思います。
――予選はかなり久しぶりだったが
福島 新鮮ではありました。でも、やることは一緒なので、特に何かが変わったわけでもなく、これが1戦目になるのでしっかり体を動かして、体育館の感覚をつかみながらというイメージでやりました。
――体育館の感覚は?
松本 今日は1コートだったので、基本的にはそんなに風もなく、やりやすかったと思います。端のコートだと、またわかりませんが。
――今大会に向けて、どんなテーマをもって練習してきたか
松本 2週間くらい岐阜で練習してきました。どちらが前でも後ろでも形がつくれるようにというのは常に意識しながらやっていました。どちらが前にいったときはこういう形、後ろにいったときはこういう形でというところ。あとは、攻撃のつくり方というところをやっていたかなと思います。
――このペアでの初タイトルもねらえるが
松本 自分は全日本総合のタイトルは1回しか取ったことがないので、また違うペアで取れたときに、おのおのの選手としての強さというのが証明されるのかなというのもちょっとある。ねらえるところはねらっていきたいかなとは思います。
福島 やっぱりこの全日本総合というのは、誰しもが日本での一番というのを取りたいという大会。いろんな選手の気持ちが入っているというのを感じるので、そういうのが久しぶりに私の中では熱いのかなと。女子ダブルスが混戦というふうに言われていますけど、そういう中で試合ができるのは楽しみでもありますし、そういう気持ちの人がたくさんいる中での一番というのはおもしろいなと思うので、チャレンジしていきたい気持ちはあります。
――福島選手は混合ダブルスとの2種目での出場。海外のファンも驚いていたが
福島 海外のファンが書いていたので見たのは、「福島は年を取っているのに、2種目も」と(笑)。おもしろいなと思って。迷いましたけど、今年は個人的にはチャレンジの年でもあったので、出たことがなかったですし、出てみてどうなるか。私のチャレンジとして、出てみようかなと。きついのはわかっているので、その中でやれることをケガしないようにやれればいいのかなと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部