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【S/Jリーグ2024】 レゾナックがNTT東日本に勝利!ブロック3勝でTOP4進出争いへ!<ひたちなか大会/女子結果>

12月15日、国内のトップチームが争うS/Jリーグ2024ひたちなか大会が、茨城県ひたちなか市総合運動公園総合体育館で行なわれた。ここでは、女子2対戦の結果を紹介する。

Sブロックは、S/JリーグⅡから昇格したレゾナックが、ここまで北都銀行や岐阜Bluvicなどの強豪チームを破り、台風の目になっている。そのレゾナックが地元で、ブロック3勝目をかけてNTT東日本を迎え撃った。

第1ダブルスからどちらに転ぶかわからない大接戦となった。第1ゲームはNTT東日本の篠谷菜留(上写真・右)/山北奈緒が先取するも、レゾナックの舟橋佳歩/山口萌も地元の声援を背にねばりを見せ、第2ゲームを28-26で奪う。ファイナルゲームは中盤以降に連続得点を重ねた篠谷/山北が21-16でものにしたが、これは大接戦の幕開けにすぎなかった。

シングルスは、レゾナックのルーキーで、茨城県出身の染谷菜々美(上写真)が躍動。ここまで2勝を挙げてチームの躍進を支えてきたが、ひたちなか大会でも持ち味を発揮した。経験豊富なNTT東日本の水井ひらりに対し、鋭いカットでコースを突くなど積極的に攻め、カウンターを食らっても持ち前のフットワークと運動量でカバー。第2ゲームは22オールまでもつれたが、最後まで攻めの姿勢を崩さなかった染谷が2連続得点で勝利した。

第2ダブルスでは、岐阜Bluvic戦でレゾナックの勝利を決めたセティアナ・マパサ(上写真・左)と杉山未来が再び勝負強さを見せた。NTT東日本の上杉杏/鈴木陽向に対し、第1ゲーム、19-20と先にゲームポイントを握られながら、3連続得点で22-20。勝負どころをものにすると、地元の声援も勢いとして、第2ゲームも流れを渡すことなくチームを歓喜の瞬間に導いた。

レゾナックは、これでSブロック3勝1敗となり、BIPROGY(3勝1敗)、岐阜Bluvic(3勝2敗)と並び勝ち点3に。首位通過の可能性を残しながら、堂々とTOP4争いに加わっている。この現状に、長澤靖部長兼監督は「今まで勝てたことがないような相手に勝っていて、まぐれが重なったようなもの。今日は大応援団の声援のおかげ」と謙遜したが、「今、チームがすごくいい状態で、外国人選手もいてレベルがすごく上がっているのを実感している」と確かな手応えも感じている。ブロック最終戦は1月26日の山陰合同銀行戦。「一戦一戦戦った結果、次のステップがあると思っています」(長澤部長兼監督)と、次戦に向けての意気込みを語った。

一方のNTT東日本は、1勝4敗でブロックリーグを戦い終えた。

Jブロック1勝2敗同士の対戦となったACT SAIKYOと広島ガスの対戦は、2−1でACT SAIKYOが勝利した。

ACT SAIKYOは佐藤灯(上写真・左)と田口真彩の正規ペアではなく、佐藤と大澤陽奈(上写真・右)を組ませて、第1ダブルスに起用。その第1ダブルスは広島ガスのエースダブルス、山藤千彩/志波寿奈が第1ゲームを先制するも、第2ゲームは佐藤/大澤が奪い返し、ファイナル勝負に。山藤/志波が11点を先に取って折り返すが、中盤以降は佐藤/大澤が7連続得点などで逆転し、21-16と突き放した。

続くシングルスは、日本B代表の水津愛美(上写真)が近藤七帆をストレートで退け、ACT SAIKYOが勝利を確定させた。「もう2敗してしまって、自力でのTOP4進出はなくなった。勝たなくてはというよりも、今日は起用したい選手でのオーダー」と小宮山元監督。佐藤/大澤の第1ダブルス、第2ダブルスの倉島美咲と内定選手の青木もえ(筑波大)のペアについては、「第1ダブルスは田口のコンディションがよくなかったので、前衛の大澤と、前衛も後衛もできる佐藤という相性のいいペアにした。第2ダブルスは、茨城での大会ということで、地元選手を使いたいと。ダブルスはどちらも即席ペア」(小宮山監督)。そんな中でも、層の厚さを見せた勝利だった。

広島ガスは、ファイナルゲームにもつれた第1ダブルスをものにできなかったのが痛かったが、第2ダブルスで小田菜摘(上写真・左)/新見桃芭が積極的なプレーで一矢報いた。

▼Jブロック(12月15日)

ACT SAIKYO(2勝2敗)2−1 広島ガス(1勝3敗)

佐藤灯/大澤陽奈②〔18−21、21−10、21−16〕1●山藤千彩/志波寿奈

水津愛美②〔21−12、21−17〕0●近藤七帆

倉島美咲/青木もえ●0〔22−24、16−21〕②小田菜摘/新見桃芭

ブロック3勝目を手にしたレゾナックのメンバー

▼Sブロック(12月15日)

レゾナック(3勝1敗)2−1 NTT東日本(1勝4敗)

舟橋佳歩/山口萌●1〔17−21、28−26、16−21〕②篠谷菜留/山北奈緒

染谷菜々美②〔21−13、24−22〕0●水井ひらり

セティアナ・マパサ/杉山未来②〔22−20、21−14〕0●上杉杏/鈴木陽向

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/川口洋邦

【結果】

12月8日
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