12月15日、国内のトップチームが争うS/Jリーグ2024ひたちなか大会が、茨城県ひたちなか市総合運動公園総合体育館で行なわれた。ここでは、男子2対戦の結果を紹介する。
Sブロックでは、前節の横浜大会でNTT東日本を破り、ブロック首位に躍り出た日立情報通信エンジニアリングが、今季S/Jリーグに昇格した大同特殊鋼と対戦した。
第1ダブルスは、横浜大会でも日立情報通信エンジニアリングの勢いをつくった松居圭一郎/玉手勝輝(上写真・右)が好調を持続し、大同特殊鋼の大関修平/農口拓弥を10本、12本と圧倒。攻撃的なプレーと緩急で、付け入るスキを与えなかった。続くシングルスでも、岩野滉也が抜群のディフェンスと緩急を織り交ぜたプレーを披露。大同特殊鋼の内定選手・武田航太(明治大)を15本、4本で抑えて、チームの4連勝を決めた。
日立情報通信エンジニアリングは第2ダブルスでも日本B代表の霜上雄一(上写真・左)/野村拓海が勝利し、3−0の完封。日立情報通信エンジニアリングはここまでの全試合を3−0で勝っているため、2月2日のジェイテクトとの最終戦を待たずに、TOP4へのブロック首位通過が決まった。「今年は『責任感と執念と実行力』をテーマにしてきた。横浜大会での選手たちの頑張りが大きかった。悲願の優勝をめざして、このあとも一戦必勝で頑張っていきたい」と杉山勝美監督は頂点を見据えて話した。
Jブロック5位の豊田通商と6位のトリッキーパンダースの対戦は、2−1で豊田通商が勝利し、ブロック2勝目を挙げた。
第1ダブルスは、第1ゲームを豊田通商の鈴木利拓/滝口友士が、第2ゲームをトリッキーパンダースの上田竜也(上写真・右)/ル・ミンチェが取り合い、ファイナル勝負に。そのファイナルゲームは、長いラリーで集中力を切らさなかった上田/ル・ミンチェが得点するなど有利に進め、最後はル・ミンチェがスマッシュを決めて、この試合をものにした。
しかし、続くシングルスで、豊田通商の池端元哉(上写真)が、トリッキーパンダースの内定選手、小野泰平(中央大)をストレートで退けて勝負をタイに持ち込むと、流れは豊田通商に傾く。豊田通商の第2ダブルス、三宅将平/村瀬康之介は攻撃力でゲームの主導権を掌握。トリッキーパンダースの1年目の中島巧と内定選手の町田脩太(早稲田大)のペアを18本、15本に抑えて、チームの勝利を決めた。
敗れたトリッキーパンダースは勝利が遠く、開幕から4連敗。年明け1月26日には、ブロックリーグ最終戦となる地元の京都大会で、初勝利をかけてコンサドーレと対戦する。
▼Sブロック(12月15日)
日立情報通信エンジニアリング(4勝)3−0 大同特殊鋼(1勝3敗)
松居圭一郎/玉手勝輝②〔21−10、21−12〕0●大関修平/農口拓弥
岩野滉也②〔21−15、21−4〕0●武田航太
霜上雄一/野村拓海②〔21−14、21−15〕0●本田尚人/家壽多慶太
▼Jブロック(12月15日)
豊田通商(2勝3敗)2−1 トリッキーパンダース(0勝4敗)
鈴木利拓/滝口友士●1〔19−21、18−21、12-21〕②上田竜也/ル・ミンチェ
池端元哉②〔21−17、21−11〕0●小野泰平
三宅将平/村瀬康之介②〔21−18、21−15〕0●中島巧/町田脩太
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/川口洋邦
【結果】
12月7日
岐阜大会
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12月7日
高岡大会
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12月1日
福井大会
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12月1日
千歳大会
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11月10日
秋田大会
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11月9日
黒石大会
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