12月8日、国内のトップチームが争うS/Jリーグ2024金沢大会が、石川県金沢市総合体育館で行なわれた。ここでは、白熱した戦いをくり広げた男女それぞれの結果を紹介する。
【女子】
3連勝中のヨネックスは、開幕戦で1勝1敗のACT SAIKYOと対戦。第1ダブルスを先制したのはACT SAIKYOの佐藤灯/田口真彩。ベテランの櫻本絢子と若手の遠藤美羽が組むヨネックスペアに対して、第1ゲームを21-18で制すと、続く第2ゲームは19-11から猛追する櫻本/遠藤を振り切って勝利。ヨネックスにプレッシャーをかける。
シングルスは、ACT SAIKYOが内定選手の宮崎友花(柳井商工高)を起用。ヨネックスは経験豊富な髙橋明日香がコートに立つと、髙橋が4連続ポイントなどで宮崎を引き離し21-11で先取する。第2ゲームは、13-8とリードを奪った髙橋に対し、宮崎がじわじわと点差を詰め、終盤20オールに追いつく。このまま一気に逆転といきたかった宮崎だが、踏ん張りを見せたのが髙橋。21オールから意地の2連続得点で勝利を決め、ヨネックスがスコアを1-1に戻した。
第2ダブルスに勝敗の行方が持ち越されると、ヨネックスは保原彩夏と内定選手の関野里真(日本体育大)のペアで勝負。対するACT SAIKYOは、水津優衣/大澤陽奈で勝利をねらうと、第1ゲームを奪ったのが保原/関野。第2ゲームも6-7から9連続ポイントで差を広げた保原/関根が逃げ切り、21-13で勝利。ヨネックスがACT SAIKYOを制してブロックリーグ4連勝。再春館製薬所を除く3チームが、残りの試合をすべて勝利しても4勝に届かないため、ヨネックスの2位以内が確定。TOP4進出を決めている。
▼Jブロック(12月8日)
ヨネックス(4勝0敗)2−1 ACT SAIKYO(1勝2敗)
櫻本絢子/遠藤美羽●0〔18−21、18−21〕②佐藤灯/田口真彩
髙橋明日香②〔21−11、23−21〕0●宮崎友花
保原彩夏/関野里真②〔21−15、21−13〕0●水津優衣/大澤陽奈
【男子】
開幕戦で東海興業に手痛い黒星を喫したジェイテクトは、11月の黒石大会でもNTT東日本に惜敗。リーグ連覇&TOP4進出に赤信号が灯った状態だ。残り2戦は負けられない状況の中、金沢学院クラブとの勝負に挑んだ。
第1ダブルスは、今シーズン苦しい戦いが続くジェイテクトの相澤桃李/佐野大輔が、金沢学院クラブの主軸となる西川裕次郎/下農走に11本、18本で敗戦。次のシングルスで負ければTOP4の可能性がなくなるジェイテクトは、国際大会などで結果を出し始めている小川翔悟が、その実力を発揮。今シーズンで現役を引退することを公表した元日本代表の坂井一将との勝負を2-0で制し、チームのスコアを1-1のタイに戻した。
1部リーグ生き残りのために一つでも白星を上乗せしたい金沢学院クラブは、伊藤吏永/浦隆斗で第2ダブルスのポイントをつかみにいったが、第1ゲームを先制したのはジェイテクトの川島直也/永渕雄大(内定:筑波大)。ゲーム中盤に4連続ポイントを奪って21-11。第2ゲームは、川島/永渕が10-12から7連続得点で伊藤/浦との差を広げ、勝負を決めた。勝ったジェイテクトはブロックリーグ2勝2敗。最終戦は、来年2月2日に日立情報通信エンジニアリングと対戦する。
▼Sブロック(12月8日)
ジェイテクト(2勝2敗)2−1 金沢学院クラブ(1勝3敗)
相澤桃李/佐野大輔●0〔11−21、18−21〕②西川裕次郎/下農走
小川翔悟②〔21−9、21−18〕0●坂井一将
川島直也/永渕雄大②〔21−16、21−15〕0●伊藤吏永/浦隆斗
【結果】
12月7日
岐阜大会
結果
12月7日
高岡大会
結果
12月1日
福井大会
結果
12月1日
千歳大会
結果
11月10日
秋田大会
結果
11月9日
黒石大会
結果
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文/バドミントン・マガジン編集部