11月22日に開催されたBWFワールドツアー・中国マスターズ（Super750／深圳）4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は男子ダブルス、女子ダブルス、女子シングルスが準々決勝に進み、上位進出をめざしてライバル選手らとしのぎを削った。
女子ダブルスは福島由紀／松本麻佑（上写真・右）、志田千陽／松山奈未の2ペアが準々決勝に登場。福島／松本は、中国の賈一凡（ジャ・イーファン）／張殊賢（ツァン・シューシャン）と対戦すると、第1ゲームを奪ったのは日本ペア。9-8から連続ポイントでリードを奪い、21-15で制した。第2ゲームは中国ペアに先行を許し、後半は福島／松本が14-18と4点差をつけられる状況に。しかし、ここから日本ペアが5連続ポイントで逆転に成功すると、20オールから2連取をつかんだ福島／松本が勝利。ベスト4進出を決めた。
志田（上写真・右）／松山はインドネシアのクスマ／プラティウィとの対戦。第1ゲームを12本で奪った志田／松山は、第2ゲームの競り合いも15オールから先に抜け出し、21-18で勝利。準々決勝をクリアした志田／松山が、準決勝へと駒を進めた。
女子シングルスは、宮崎友花（上写真）と仁平菜月が準々決勝で激突。第1ゲームは前後の揺さぶりでペースを握った宮崎が、仁平を12本に抑えて先制。第2ゲームは中盤13オールと競り合う展開となったが、再びリードを奪ったのが宮崎。ねばる仁平とのラリー勝負を21-17で制し、ベスト4へと勝ち上がった。
男子ダブルスの保木卓朗／小林優吾（上写真・左）は、熊本マスターズの準々決勝でも激突している韓国の徐承宰／ジン・ヨンと対戦。前回は保木／小林が接戦の末に勝利を奪ったが、今回も激しい競り合いに。連勝をめざした保木／小林が第1ゲームを奪ったものの、第2ゲームを韓国ペアに取られると、最終ゲームは連続失点などで点差を広げられ14-21で敗戦。保木／小林は準決勝には進めず、ベスト8に終わった。
22日（準々決勝）の結果、23日（準決勝）の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝（11月22日）
石宇奇（中国）②〔21−18、21−8〕０●クンラビット・ビティサラン（タイ）42分
ジョナタン・クリスティ（インドネシア）②〔21−17、21−17〕０●雷蘭晞（中国）51分
ビクター・アクセルセン（デンマーク）②〔21−18、21−11〕０●伍家朗（香港）39分
アンダース・アントンセン（デンマーク）②〔21−18、21−15〕０●ラクシャ・セン（インド）53分
▼準決勝（11月23日）
石宇奇（中国） − ジョナタン・クリスティ（インドネシア）
ビクター・アクセルセン（デンマーク） − アンダース・アントンセン（デンマーク）
【女子シングルス】
▼準々決勝（11月22日）
スパニダ・カテソン（タイ）②〔21−14、21−17〕０●イェオ・ジャミン（シンガポール）33分
宮崎友花②〔21−12、21−17〕０●仁平菜月49分
アン・セヨン（韓国）②〔21−11、21−11〕０●張藝曼（中国）35分
高昉潔（中国）②〔21−14、21−18〕０●ポンパウィ・チョチュウォン（タイ）53分
▼準決勝（11月23日）
宮崎友花 − アン・セヨン（韓国）
スパニダ・カテソン（タイ） − 高昉潔（中国）
【男子ダブルス】
▼準々決勝（11月22日）
何濟庭／任翔宇（中国）②〔25−23、17−21、21−12〕１●A・チア／ソーWY（マレーシア）73分
シェティ／ランキレッディ（インド）②〔21−16、21−19〕０●アストルップ／ラスムセン（デンマーク）47分
グタマ／イスファーニ（インドネシア）②〔18−21、21−19、23−21〕１●ゴーSF／N・イズッディン（マレーシア）64分
徐承宰／ジン・ヨン（韓国）②〔20−22、21−15、21−14〕１●保木卓朗／小林優吾59分
▼準決勝（11月23日）
シェティ／ランキレッディ（インド） − 徐承宰／ジン・ヨン（韓国）
グタマ／イスファーニ（インドネシア） − 何濟庭／任翔宇（中国）
【女子ダブルス】
▼準々決勝（11月22日）
福島由紀／松本麻佑②〔21−15、22−20〕０●賈一凡／張殊賢（中国）60分
李怡婧／羅徐敏（中国）②〔19−21、21−18、22−20〕１●金ヘジョン／孔熙容（韓国）86分
譚寧／劉聖書（中国）②〔21−16、21−17〕０●ティナー／タン（マレーシア）48分
志田千陽／松山奈未②〔21−12、21−18〕０●クスマ／プラティウィ（インドネシア）37分
▼準決勝（11月23日）
志田千陽／松山奈未 – 譚寧／劉聖書（中国）
福島由紀／松本麻佑 − 李怡婧／羅徐敏（中国）
【混合ダブルス】
▼準々決勝（11月22日）
チェンTJ／トーEW（マレーシア）②〔14−21、23−21、21−16〕１●郭新娃／陳芳卉（中国）65分
鄧俊文／謝影雪（香港）②〔21−13、21−17〕０●フェルディナンシャー／ウィジャジャ（インドネシア）36分
馮彦哲／黄東萍（中国）②〔21−13、21−13〕０●楊博軒／胡綾芳（台湾）35分
フーPR／チェンSY（マレーシア）②〔21−10、21−16〕０●陳政寬／許尹鏸（台湾）31分
▼準決勝（11月23日）
馮彦哲／黄東萍（中国） − チェンTJ／トーEW（マレーシア）
鄧俊文／謝影雪（香港） − フーPR／チェンSY（マレーシア）
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文／バドミントン・マガジン編集部
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