【インカレ2024】龍谷大が法政大に逆転勝ちで悲願の初優勝!<女子団体>

群馬県前橋市で開催された第75回全日本学生大学対抗戦は、17日に大会最終日を迎えて男女ともに決勝が実施された。ここでは、龍谷大が初優勝を果たした女子のダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

法政大が2年ぶり5度目の栄冠を獲得するのか、それとも龍谷大が悲願の初優勝を果たすのか。注目の決勝は2面展開でスタート。先手を取ったのは法政大だった。法政大のシングルスエース・内田美羽が、インカレ個人単優勝の小林優花に対して第1ゲームを18本で奪うと、第2ゲームは8本と完勝。法政大は第2単の竹澤みなみも続いて、2−0とリードした。

シングルス2本を落として窮地に立たされた龍谷大だが、中出すみれ(右)/田邉裕美などダブルス陣の活躍を優勝へとつなげた

しかし、1つも負けられなくなった龍谷大は、第1複の竹内真那/藤井史穂が12本、11本と完勝。チームに勢いを取り戻した。そして注目の第2複と第3単は、ほぼ同時に開始。先に決着したのは第2複だった。龍谷大の中出すみれ/田邉裕美は、竹澤/橋村羽奏に対して、2ゲームとも競った展開となるが21−17、21−19で振りきり、龍谷大がスコアをタイに戻す。

龍谷大の第3シングルスを任された、2年生の金廣真季。プレッシャーに打ち勝って、チームのチャンピオンシップ・ポイントをつかんだ

そして、進行中だった第3単では、「隣のコートで中出/田邉が、すごく頑張ってくれていた。自分も負けていられないと思って、最後はチームのために戦うことができた」と龍谷大の金廣真季が、八木美帆とのファイナルゲームで中盤以降に大きく点差を広げ、最後は21−13で決着。龍谷大女子として初の栄冠獲得に、チームは喜びを爆発させた。

法政大は、竹澤みなみ(写真)と内田美羽の単2本で先制するも、わずかの差でタイトルを逃して悔しい準優勝

【優勝コメント】

龍谷大・山本鈴乃 主将

「4年間、頑張ってきてよかった。後輩がずっと試合に出てくれていて、その頑張りに対する感謝の気持ちが大きいです。一人ひとりが一日も欠かさず、インカレ団体優勝を意識して練習することが大事だと思っていた。それが、結果につながったと思います」

準優勝:法政大

3位:筑波大

3位:立命館大

【17日結果】

▼決勝

龍谷大 3−2 法政大

小林優花●0〔18−21、8−21〕②内田美羽

中出すみれ●1〔17−21、21−16、16−21〕②竹澤みなみ

竹内真那/藤井史穂②〔21−12、21−11〕0●森山紗帆/上岡美月

中出すみれ/田邉裕美②〔21−17、21−19〕0●竹澤みなみ/橋村羽奏

金廣真季②〔21−7、13−21、21−13〕0●八木美帆

 

取材・文/吉井信行

写真/井出秀人

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投稿日:2024/11/18
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