11月14日に開幕したS/JリーグⅡ2024。4日間で7試合を戦う過酷なリーグ戦は、男女各8チームで実施。優勝チームには、来季のS/Jリーグ昇格の切符が渡されるだけに、毎試合白熱した勝負が繰り広げられた。ここでは、11月16日に行なわれた大会3日目、女子のダイジェストを紹介する。
【ダイジェスト】
第4戦を終えて、前回S/Jリーグを戦った東海興業が、2勝2敗と苦戦。力の差が拮抗している女子リーグは、3日目の時点でCheerful鳥取（上写真）が4連勝を飾り、豊田通商、YAMATO奈良、三菱電機が3勝1敗で並んでいた。
上位同士の戦いとなった第5戦は、首位のCheerful鳥取が豊田通商を2-1で下し、連勝をキープ。豊田通商はこの黒星で、首位争いから一歩後退。YAMATO奈良と三菱電機は、それぞれ3-0で快勝して1敗を守り、続く第6戦に挑んだ。
負ければ優勝が遠のく状況の中、強さを発揮したのはCheerful鳥取。東海興業との勝負では、第1ダブルスの生木萌果（上写真・右）／石田有彩が期待に応えて先制。トップダブルスで5連勝の勢いを勝負所でも生かし、中山うらら／加藤環季（内定選手：専修大）との接戦を23−21、24−22で制した。大きな白星を手にしたCheerful鳥取は、続くシングルスの辻田つかさが、2-0のストレート勝ち。第2ダブルスの古川彩乃／石橋麻美子 （補強選手：滋賀協会）も続いて白星をつかみ、Cheerful鳥取が3-0で東海興業を下した。
第6戦を終え、6連勝のCheerful鳥取が首位をキープ。これに続いたのが、5勝1敗の三菱電機。豊田通商との第6戦は、第1ダブルスを中島祐月（上写真・左）／平田偲が2-0で勝利。シングルスも三菱電機の相本珠杏が、豊田通商の吉田菜那を14本、17本に抑え、チームの勝利が確定。第2ダブルスは落としたものの、三菱電機が5勝目を獲得し、Cheerful鳥取の背中を追う。一方、YAMATO奈良は百十四銀行戦を1-2で落とし、4勝2敗。首位争いから無念の脱落となった。
明日の女子最終戦は、首位のCheerful鳥取と2番手の三菱電機が直接対決。Cheerful鳥取は勝てば文句なしの優勝。三菱電機が勝てば6勝1敗でCheerful鳥取と並ぶため、マッチ数差、ゲーム数差などで優勝チームが決定する。
▼第5戦（11月16日）
三菱電機（4勝1敗）３−０ 東海興業（2勝3敗）
Cheerful鳥取（5勝0敗）２−１ 豊田通商（3勝2敗）
YAMATO奈良（4勝1敗）３−０ トヨタ自動車（0勝5敗）
百十四銀行（2勝3敗）２−１ JR北海道（0勝5敗）
▼第6戦（11月16日）
Cheerful鳥取（6勝0敗）３−０ 東海興業（2勝4敗）
三菱電機（5勝1敗）２−１ 豊田通商（3勝3敗）
百十四銀行（3勝3敗）２−１ YAMATO奈良（4勝2敗）
トヨタ自動車（1勝5敗）２−１ JR北海道（0勝6敗）
▼最終戦（11月17日）
Cheerful鳥取（6勝0敗） − 三菱電機（5勝1敗）
東海興業（2勝4敗） − 豊田通商（3勝3敗）
YAMATO奈良（4勝2敗） − JR北海道（0勝6敗）
百十四銀行（3勝3敗） − トヨタ自動車（1勝5敗）
取材・文／バドミントン・マガジン編集部
写真／三野良介
ベースボール・マガジン社 販売部
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