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【熊本マスターズ2024】「苦しい展開もあったけど、2人で我慢しながらしっかりやれた」(福島由紀)<準々決勝/選手コメント-6>

世界のトッププレーヤーたちが熱戦を繰り広げるBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。昨年から新たに日本で始まった国際大会は、今年も大盛況。ここでは、大会4日目の準々決勝を戦った日本選手たちのコメントを紹介する。

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福島由紀(右)&松本麻佑
女子ダブルス
準々決勝は韓国ペアに2-1で勝利

――第2ゲームは取られたが、かなり追い上げた

松本 2ゲーム目の最初は、羽根がぶれて打ちづらいなというイメージがあり、スマッシュがあまり走っていませんでした。2ゲーム目の方から球が伸びるはずなんですけど、スマッシュは向こうの方が当たっていました。それで、前半でバッと点数が開いてしまったので、後半はファイナル(ゲームに)にいった時のために、感覚、イメージをつかもうと思ってやっていたら、点数が重なっていったっていう形でした。

――タフなゲームだった

福島 少し苦しい展開もありましたけど、2人で我慢しながらしっかりやれたかなと思います。

――試合の中で気をつけたこと

松本 自分が早めに球を落としたり、攻める球などから、私が前、福島さんが後ろというパターンをつくろうと思っていました。

――元々、戦略的にそのパターンをねらっていた?

松本 その方がいいんじゃないかと、コーチも含めて話してはいました。自分も(永原とのペアで)後衛が長かったので、行くところ、行かないところの判断が難しいところもあって、試合を重ねていくうちにちょっとずつよくなっているのかなとは思う。もう少しこのカタチを固めていければと思います。

――そのカタチをやってみて、福島選手はどういう手応えか

福島 まだカタチというものは、ハッキリないと思う。自分が前に行く、松本が前に行く、臨機応変に変えられるところは、カタチがないぶん、結構強みかなと。それを話し合いながらやってみて、カタチを試合の中で見つけていければと思います。

――準決勝進出について

松本 今のところ、順調かなとは思いますけど、楽しんでできているからこそよい部分も多分ある。集中するところは集中できている。ここからが勝負。その勝負どころでもう1回、自分たちのよさを出していければいいなと思います

――勝った後の喜び方が、子どものようだったが?

福島 1試合目から、楽しんでやろうという気持ちで入っているし、競った場面で苦しいけど、そこをちょっと楽しめている自分もいる。だから、解放されたみたいな感じでした。(自分の)地元でもありますし、いろんな方に見てもらえる場でもある。自分は、 国際大会自体がすごく久しぶり。自費(参加)では出てますけど、1回戦負けとかで、そんなに(試合を)やった感がない。だから、久しぶりに高いレベルでの競った試合で、試合ができる楽しさというか、苦しさからの解放みたいな感じがあります。マツもこう(両手を上げて)やっていたので。 一緒に、やぁーっていう感じで(笑)。

松本 (私は)打った瞬間、多分、羽根が落ちる前に、やぁーって(両手を上げて)やってた。あっ、早かったと思って(笑)。

――準決勝はどういう気持ちで臨みたいですか。

福島 長くおもしろい試合ができれば、今日のような試合ができるかなと。

松本 長くはなくていいかな。勘弁、勘弁(笑)。

――明日以降もより多くのファンが訪れる

福島 たくさんの方に試合を見てもらえるので、楽しんで頑張っている姿を見てもらえれば。そして、たくさん応援してもらえればいいなと思います

松本 今日、これだけたくさんの人がいると思っていなかった。ほぼ満員ぐらいの人で溢れていたし、その人たちに応援してもらえると、すごい幸せだなと思いました。明日もその環境でプレーできると思うので、もっともっといいプレーを出して、応援してもらえるように頑張りたいです。

取材・文・写真/平野貴也

【過去の大会結果】

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