世界のトッププレーヤーたちが熱戦を繰り広げるBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。昨年から新たに日本で始まった国際大会は、今年も大盛況。ここでは、大会2日目を戦った注目選手たちのコメントを紹介する。
渡邉航貴
男子シングルス
1回戦はインドネシア選手に2-1で勝利
――試合を振り返って
2ゲーム目が、シャトルが飛ばない方でした。しっかり打てばレシーブをできるかなと思っていたけど、羽根が飛ばないわりに、ちょっと力を伝え過ぎると飛んでしまう難しさがありました。どちらもやりやすくはなかったです(笑)。
――ファイナルゲームの戦い方
第2ゲームを落としたときは、本当に気持ちが落ちました。何をやっているんだよと思ったので。でも、ファイナルゲームで最後にまた飛ばない方になっても、攻めていけば相手がロブをアウトにする展開に持っていける気はしていました。だから、7-11のインターバルで「オレ、攻めます」って(コーチに)言いました。
そこから攻めてプレッシャーを与えたのがよかったと思います。球を出した後の準備を早くしてテンポを上げたら、相手は無理な打ち方になるし、こっちは準備ができているので、大丈夫でした。ただ、上げたときに一発で決められるのは、きつかった。もう少しネットも使わないといけないとは思いました。
――今大会の目標設定は?
優勝のみ。もう優勝をめざすしかないという気持ち。そこだけを目標に1ゲーム、1試合を頑張っていこうかなと思っています。
――ワールドツアーファイナルズの出場権が見えてきているが?
意識してないです。意識すると性格的に、試合に支障が出そうなので。今は、1試合の中で自分のプレーを出せれば勝てるという自信があるので、そうやって頑張った先にファイナルズがあればいいなという感じです。
取材・文・写真/平野貴也
【過去の大会結果】
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)