世界のトッププレーヤーたちが熱戦を繰り広げるBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。昨年から新たに日本で始まった国際大会は、今年も大盛況。ここでは、大会2日目を戦った注目選手たちのコメントを紹介する。
田中湧士
男子シングルス
1回戦はジョナタン・クリスティ(インドネシア)に0-2で敗戦
――試合を振り返って
一つひとつのショットのクオリティが高い。その中で戦わなければいけないですけど、なかなか気持ちよくバドミントンができないという感覚です。
――第2ゲームは相手が風上。攻められると苦しかった
その感じは、すごくありました。逆に言うと、自分も1ゲーム目で結構攻めたのに、相手はこっちの優位性をゼロに戻すロビング、クリアーの精度がありました。自分も同じことをやっていかないといけないし、対処法をもっと考えないといけないと思います。
――最後の1点まで、ねばりを見せていた
終盤は、もう開き直って、思いきりバドミントンをやろうとなりました。本当だったら、戦術的にはこっちがラリーを回していく展開ができればよかったと思いますが、うまくできなさそうだったので(攻撃を仕掛ける展開に)切り替えました。でも、こっちが風下なのでなかなか決まらない。相手のレシーブも堅く、苦しかったです。
――「ユウシ」コールが起こるなど、地元開催の特別感があった
応援があると、全然違いますね。負けましたけど、応援してもらえたのはすごくうれしかったです。
――手応えはあったか
今は、上の大会に行っても勝てない日々が続いて、結構苦しい。その中でも、やられないようにしながら、もうちょっと(攻撃を)ねらっていければよかったですけど、やられないように……という意識の方が強く出てしまったと思います。
――上の大会を勝つために必要なことは?
簡単にミスをしないとか、当たり前のことですね。あとは、基礎的なことのレベルアップをしないといけないと思います。
――来年もこの大会は開催予定だが?
日本開催というだけでなく、地元の熊本で戦えるのは、すごくうれしい。今回は勝てませんでしたが、来年戻ってきて、ちゃんと恩返しできればと思います。(今度は勝って沸かせる?)そうですね。このままでは終われません。
取材・文・写真/平野貴也
【過去の大会結果】
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