11月12日に、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)が開幕した。昨年から新たに始まった大会に、世界のトップ選手らが集結。大会初日は各種目予選、本戦1回戦などが行なわれ、日本選手も出場した。ここでは、注目選手の試合後のコメントを紹介する。
櫻本絢子(左)/五十嵐有紗
女子ダブルス
予選1回戦はスウェーデンペアに2-0で勝利。本戦の出場権を獲得
――試合を振り返って
櫻本 風の影響で(シャトルが)飛ぶ方、飛ばない方の違いがある。最初は飛ぶ方(のコート)でしたが、相手がボディまわりに強かったので、カウンターでやられるところが多かったです。第1ゲームの前半は、自分たちが(相手の取りやすい強打を)打ち過ぎてしまった部分がありましたが、大きい球や緩い球を使ったら、自分たちのリズムがつくれたのでよかったです。
五十嵐 (このペアでは)初めての国際大会だったので、緊張してしまった部分がありました。最近は(S/Jリーグ前のため)練習も積めていなくて、久しぶりに練習をして試合に臨みました。2人で話し合いながら確認をして、コートの感覚などもつかみながらできたかなと思います。
――当初、国際大会デビューは10月の予定だった。やっと、という思い?
五十嵐 昨日の夜まで出場できるかわからない状況だったので、出られると決まったときは2人で喜びました。「試合に出られることは、当たり前じゃないね」と2人で話して、試合をできる喜びをかみ締めながらプレーしました。
――初めてペアを組んだ9月の全日本社会人から少し時間が経ったが、上積みは?
櫻本 最初の頃に比べると、私が打った球に対して、有紗がすごく対応してくれるように変わったと思います。ローテーションも回りやすい部分が増えてきた印象です。
――予選からの出場だが、今大会の目標は?
櫻本 まずは一戦一戦。先を見過ぎずに、という思いはあります。国際大会の経験が、2人では今回が初めて。1試合1試合をかみ締めて、自分たちのプレーをいっぱい出す中で、勝ちにつながったらいいかなと思っています。
五十嵐 本当に1試合1試合、1ラリー1ラリーを2人で話し合って、少しでもよいカタチに持っていけるように、コミュニケーションを取って頑張っていきたいです。
――ペアとしての愛称は決まった?
五十嵐 よく聞かれますけど、何がいいのか……。呼びたいように呼んでもらえれば。頑張って結果を出していったら、みんなが付けてくれるかなと思うので、それまで頑張ります(笑)。
取材・文・写真/平野貴也
【過去の大会結果】
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)