10月15日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。アークティックOP(フィンランド/Super500)などで好成績を残した日本勢が、順位を上げている。ここではダブルスの変動を紹介する。
【男子ダブルス】
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王昶(ワン・チャン/上写真・右)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン/中国)が1位を守る。2位と3位が入れ替わり、2位が徐承宰(ソ・スンジェ)/カン・ミンヒュク(韓国)、3位がアストルップ/ラスムセン(デンマーク)。男子ダブルスは1〜3位が9万ポイントという、「3強」状態となっている。
日本勢は保木卓朗/小林優吾が9位をキープ。三橋健也/岡村洋輝は1ランクアップして19位につける。B代表の柴田一樹/山田尚輝(64位)、野村拓海/霜上雄一(66位)に続き、昨季S/Jリーグ初優勝を決めたジェイテクトの相澤桃李/佐野大輔が、12ランクアップの87位と一気に順位を上げてきた。
【女子ダブルス】
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1〜14位に変動なし。パリ五輪金メダルの陳清晨/賈一凡(中国)が10万ポイント超えで独走し、譚寧/劉聖書(中国)、李紹希/ベク・ハナ(韓国)が追う。志田千陽/松山奈未は、上位3ペアを追う4位。日本勢2番手の中西貴映(上写真・右)/岩永鈴は6位につけ、ここからさらに上位をねらっている。
20位以降では、B代表の加藤佑奈/廣上瑠依(26位)、石川心菜/古根川美桜(44位)に、大竹望月/髙橋美優(64位)と、ロス五輪をめざす世代が奮闘している。
【混合ダブルス】
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1〜10位に変動なし。パリ五輪金メダルの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)に、馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン)、蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)、中国ペアが1〜3位を独占している。
日本勢はペア解消した渡辺勇大/東野有紗の5位が最高で、今週は軒並み順位を落としている。緑川大樹/齋藤夏は3ランクダウンの21位。より有利な組み合わせで大会に臨むためにも、少しでも上の順位でいたいところだ。西大輝/佐藤灯(45位)、霜上雄一/保原彩夏(64位)は、さらに経験を積みながら順位を上げていきたい。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO