10月15日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。アークティックOP(フィンランド/Super500)などで好成績を残した日本勢が、順位を上げている。ここではシングルスの変動を紹介する。
【男子シングルス】
ランキングは こちら
石宇奇(シー・ユーチー/中国)、ビクター・アクセルセン(デンマーク)が9万ポイント超えで1、2位をキープ。3位のジョナタン・クリスティ(インドネシア)、4位のアンダース・アントンセン(デンマーク)に続き、アークティックOPベスト8の奈良岡功大が一つ順位を上げて、5位となった。
アークティックOPで奈良岡を上回るベスト4に入った渡邉航貴(上写真)が、1ランクアップの13位。西本拳太(14位)と入れ替わり、日本勢2番手に浮上した。ただし、二人の差はわずか152ポイント。埼玉栄高校の後輩と先輩が、世界ランクを激しく争っている。
B代表では、田中湧士が3ランクアップの27位、大林拓真(31位)、高橋洸士(48位)、秦野陸(53位)と、それぞれランクアップ。さらに、小川翔悟が27ランクアップの85位と、ついに100位圏内に入ってきた。
【女子シングルス】
ランキングは こちら
1〜12位まで変わらず。先週、1位と2位が入れ替わり、1位が陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)、2位がアン・セヨン(韓国)。二人ともに10万ポイントを超えており、その差は1345ポイントだ。
日本勢は、山口茜(6位)、大堀彩(9位)が順位を守った。そして、アークティックOPベスト4の宮崎友花(上写真)が、4ランクアップの13位。奥原希望(15位)を抜いて日本勢3番手となった
20位以降では、2ランクアップした仁平菜月(23位)に、郡司莉子(43位)、明地陽菜(45位)と、国民スポーツ大会(旧・国民体育大会)でも活躍した選手が続く。さらに、自費派遣で国際大会に挑む選手たちが、100位台後半〜200位台から順位を上げてきている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO