10月12日に開催されたBWFワールドツアー・アークティックOP（フィンランド・ヴァンター／Super500）5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本代表は男子シングルス、女子シングルス、女子ダブルスが、決勝の切符をかけてライバルたちとの勝負に挑んだ。
男子シングルスの渡邉航貴（上写真）は、台湾の周天成（チョウ・ティエンチェン）と対戦。ベテランとの第1ゲームは、前半から相手に先行される展開。6連続失点などを喫した渡邉が、12−21で落とす。第2ゲームは、渡邉がリードを奪いながら試合を進め21−14。最終ゲームに入り逆転をねらう渡邉だったが、6-8の競り合いから徐々に点差を広げられ、最後は10本で敗戦。決勝進出はならなかった。
女子ダブルスの中西貴映／岩永鈴（上写真・手前）は、パリ五輪4位のティナー／タン（マレーシア）と激突。過去の対戦成績では分が悪い相手に対して、中西／岩永は接戦を展開。第1ゲームは16−12から逆転を許して先制されるも、第2ゲームは19オールから日本ペアが抜け出しファイナルゲームに突入する。互いに譲らぬ展開は20オール以降もなかなか決着はつかなかったが、最後に抜け出したマレーシアペアが26-24で勝利。100分を超える熱戦に敗れた中西／岩永は、惜しくもベスト4に終わった。
女子シングルスの宮崎友花は、今季3戦目となるラチャノック・インタノン（タイ）との勝負。9月の香港OP（Super500）では勝利を飾っている宮崎だったが、決勝がかかった勝負の一番では、相手に第1ゲームを先行されて11−21。第2ゲームもインタノンが序盤からリード奪い、宮崎が追う展開に。なかなか捕まえきれない宮崎は、7-9から点差を広げられ14-21で敗戦。準決勝の壁に阻まれ、4強の成績で大会を終えている。
12日（準決勝）の結果、13日（決勝戦）の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝（10月12日）
周天成（台湾）②〔21−12、14−21、21−10〕１●渡邉航貴64分
ジョナタン・クリスティ（インドネシア）◯キケン●クンラビット・ビティサラン（タイ）
▼決勝（10月13日）
周天成（台湾） − ジョナタン・クリスティ（インドネシア）
【女子シングルス】
▼準決勝（10月12日）
ラチャノック・インタノン（タイ）②〔21−11、21−14〕０●宮崎友花36分
韓悦（中国）②〔21−9、16−21、21−9〕１●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン（インドネシア）52分
【男子ダブルス】
▼準決勝（10月12日）
アストルップ／ラスムセン（デンマーク）②〔21−14、21−19〕０●デチャポル／キティヌポン（タイ）49分
ゴーSF／N・イズッディン（マレーシア）②〔19−21、21−17、21−18〕１●王昶／梁偉鏗（中国）62分
▼決勝（10月13日）
ゴーSF／N・イズッディン（マレーシア） − アストルップ／ラスムセン（デンマーク）
【女子ダブルス】
▼準決勝（10月12日）
譚寧／劉聖書（中国）②〔20−22、21−18、21−12〕１●李怡婧／羅徐敏（中国）91分
ティナー／タン（マレーシア）②〔19−21、21−19、26−24〕１●中西貴映／岩永鈴102分
▼決勝（10月13日）
譚寧／劉聖書（中国） − ティナー／タン（マレーシア）
【混合ダブルス】
▼準決勝（10月12日）
馮彦哲／黄東萍（中国）②〔21−16、21−18〕０●程星／張馳（中国）51分
蒋振邦／魏雅欣（中国）②〔21−14、21−8〕０●ゴーSH／ライSJ（マレーシア）30分
▼決勝（10月13日）
馮彦哲／黄東萍（中国） − 蒋振邦／魏雅欣（中国）
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文／バドミントン・マガジン編集部
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